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2021 Fiscal Year Annual Research Report

Brand Switching Behavior in Customization Systems

Research Project

Project/Area Number 19K01965
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

小野 晃典  慶應義塾大学, 商学部(三田), 教授 (20296742)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywordsカスタマイゼーション / ジルト効果
Outline of Annual Research Achievements

「カスタマイゼーション・システムにおけるブランド・スイッチング」と題した研究プロジェクトの三年目において、本研究プロジェクトの研究取組者は、二年目までの文献研究ならびに実験をまとめて実証分析を行い、これを論文にまとめて、学会報告を行った。
実証分析には、実験室実験の形式で行う必要があるために、コロナ禍においては難航したものの、何とかこれを実施し終えて、定量データを生成し、統計解析にかけた。良好な実証結果を得ることができたために、日本商業学会において学会報告を行った。そのフィードバックを得て、論文にまとめ上げることもでき、目下、投稿を行うことができる段階にこぎつけることができた。
論文の内容は、以下のとおりである。カスタマイゼーション・システムは、消費者に対して細かなニーズに合致した製品を提供する点に利点を有するものの、パーツを組み合わせてニーズに合致した製品を注文するのは、消費者自身のタスクである。そのタスクに直面した消費者は、しばしば困難性を見出し、ニーズに合致した製品の注文を貫徹することなく、カスタマイゼーションを断念し、そのプロセスから退出することを余儀なくされる。このようなカスタマイゼーションの欠点に関連して、現実の企業は、カスタマイゼーション・プロセスから退出した消費者の受け皿となるような既製品販売システムを導入し、そこに消費者を誘導する仕組みを構築しているが、そこには「ジルト効果」が発生して、カスタマイゼーションに失敗した消費者は、ブランドそのものからも退出する危険性がある。本研究は、最新理論に整合して、このような現象が生じうることを見出した世界で最初の実証実験を行うことに成功した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2021

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] カスタマイゼーションの失敗が消費者の製品選好に及ぼす影響2021

    • Author(s)
      岩間雄亮・北澤涼平・小野晃典
    • Organizer
      日本商業学会

URL: 

Published: 2022-12-28  

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