2021 Fiscal Year Research-status Report
行政組織における業績管理システムの活用に向けた管理会計能力に関する探索的研究
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19K01997
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
目時 壮浩 早稲田大学, 商学学術院(会計研究科), 教授 (90548851)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | パフォーマンス情報の利用 / 業績管理 / 管理会計能力 / 行政経営 / 行政コスト |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,行政組織におけるパフォーマンスマネジメント,ないしはパフォーマンス情報の効果的な活用のために求められる組織能力を明らかにすることを目的としている。本研究の遂行のためには,質問票調査ならびにインタビュー調査が必須となるが,Covid-19の感染拡大に伴って,予定していた調査が実施できない状況が続いている。2021年度が研究最終年度であったが,研究期間を延長し2022年度に調査を実施することとした。
2021年度においては,Covid-19の流行下にあっても,有効な回答数を確保するための質問票調査実施方法について計画を行った。2020年度,2021度年は緊急事態宣言が発出されたことに伴い,郵送質問票調査の実施が困難であったが,Webベースでの調査に切り替えることで,2022年度に調査を完了したい。
また,調査計画の練り直しと並行して,英国会計検査院(National Audit Office:NAO)が2020年9月から運用を開始したcost trackerについても調査を行った。cost trackerはCovid-19関連支出の透明性を確保するために,どのような事業にいくらのコストが支出されたのかをチェックすることのできるデータベースである。当該システムは,効果的な業績管理システムの構築にあたって極めて重要な役割を演ずることが期待されるため,引き続き,その意義と役割について整理を行いたい。研究期間を延長することとなるが,研究成果については,調査完了後早急に取り纏めを行い,早期のうちに公表できるよう努めたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
前述のとおり,Covid-19の感染拡大に伴って,予定していた調査が実施できない状況が続いている。研究期間を延長し,2022年度に調査を実施する。研究成果については,調査完了後,早急に取り纏めを行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
Covid-19の感染拡大に伴って,研究計画の変更を余儀なくされた。しかし,本研究の目的を遂行するためには,質問票調査やインタビューが必須となるため,研究期間を延長し,2022年度に実施する。調査計画の変更については,2021年度に対応策を検討したため,2022年度においては確実に遂行できるよう努めたい。
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Causes of Carryover |
Covid-19の感染拡大に伴って,2020年,2021年に実施を予定していた質問票調査ならびにインタビュー調査が実施できなかったため,2022年度に研究期間を延長する。
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