2022 Fiscal Year Research-status Report
社会的インフルエンサーとしての環境・動物保護団体―米英との比較の視点から
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19K02068
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
河島 基弘 群馬大学, 情報学部, 教授 (80454750)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 社会的インフルエンサー / 環境・動物保護団体 / 市民運動 / 欧米 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、環境・動物保護団体を市民の意識に影響を及ぼして社会変革をもたらす「社会的インフルエンサー」として捉え、その運動理念や組織としての具体的な活動内容について、各種文献の分析やインタビュー調査によって、日本といわゆる欧米を比較する中で考察することである。欧米の中でも特にイギリスとアメリカに焦点を当て、①環境意識や動物保護の現状について欧米と日本でどのような違いがあるのか、②その違いもたらしている要因は何か、③環境・動物保護団体は各国社会でどのような役割を果たしているのか―の3つの問いに答えることを狙っている。 研究4年目となる2022年度(令和4年度)もイギリスやアメリカに調査に出掛け、環境・動物保護団体にインタビューすることを計画していたが、新型コロナウイルス感染症の広がりが収まらず、再び現地調査を断念せざるを得なかった。 その代わり本年度も関連文献の読む込みを進めた。また、トム・レーガン著『動物の権利・人間の不正―道徳哲学入門』の書評を豊田工業大学ディスカッション・ペーパーに投稿したほか、ティモシー・パチラット著『暴力のエスノグラフィー―産業化された屠殺と視界の政治』の書評を「図書新聞」向けに執筆した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究はイギリスとアメリカでのフィールドワークと関係者へのインタビューが調査の柱となるが、新型コロナウイルス感染症のために渡航ができず、インターネットや文献中心の調査にとどまることになった。
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Strategy for Future Research Activity |
フィールドワーク中心の海外調査の代わりに、動物福祉や動物権、社会運動論などの理論面からの調査研究を深化させることに努めたい。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の影響で海外調査に行けなかったことが原因である。旅費の代わりに、書籍や情報機器の購入に充当したい。
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Research Products
(2 results)