2019 Fiscal Year Research-status Report
Study on Relationship between Residents' Activities and Experiences of "Being Supported" in the Course of Recovery from Disaster
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19K02100
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
大堀 研 青山学院大学, コミュニティ人間科学部, 准教授 (20436603)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 受援経験 / 市民活動 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、災害被災地における市民活動団体の、外部からの支援を受ける経験(受援経験)が、団体活動に及ぼす影響を検討するものである。岩手県釜石市の市民活動団体複数を対象に、団体メンバーへのインタビュー調査を実施することを計画している。 2019年度の当初計画は、2020年度の本格調査に向けた準備期間として、釜石市で2019年11月以降に3団体を対象とする予備的なインタビュー調査を実施することとし、そのために2泊3日の調査旅行を実施することを予定していた。また、調査旅行で必要となる経費、ならびにインタビュー調査後の文字起こしなどに必要となる経費をある程度明らかにした上で、それにあわせて文献資料調査を実施することを企画していた。しかし、2019年10月の台風19号により被害が発生し、調査対象予定の団体も復興活動に関わることになったことから、調査時期を年度末に変更することとした。ところが年度末になり、今度は新型コロナウイルス感染症の流行が始まり、対面での集中的なインタビューを実施することがためらわれる状況となった。 以上の状況から、2019年度は調査の実施を断念した。また判断が年度末と遅れたため、文献資料調査を年度内に企画することも困難となった。以上より、2019年度中は研究費の執行を要する研究活動は実施しなかった。ただし、経費を必要としない、ウェブサイト等での情報・文献の収集、内容の考察を実施し、今後の研究の進展に向けた検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2019年度の当初計画は、2020年度の本格調査に向けた準備期間として、釜石市での予備的なインタビュー調査ならびに文献資料調査を実施することを予定していた。釜石市で2019年9-10月にラグビーワールドカップ大会の試合開催が決まっており、調査対象予定の市民活動団体も大会に協力することになっていたことから、11月以降に現地調査を実施することとし、そこで必要となる経費に応じて、文献資料調査を設計することを企図していた。 しかし、10月の台風19号により試合が中止されるほどの被害が発生し、団体も復興活動に関与したことから、調査時期を年度末とすることに変更した。ところが年度末になると新型コロナウイルス感染症の流行が始まり、対面での集中的なインタビューを実施することがためらわれる状況となった。2月末までは調査を実施する可能性を探ったものの、最終的に困難と判断し現地での予備的なインタビュー調査を断念した。 また、現地調査に必要となる経費にあわせて文献資料調査を設計することとしていたが、現地調査の可否の判断が遅れ年度末に至ったため、2020年度以降に集中的に実施することとした。 以上の理由より、予定と比較し研究の進展は遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度に調査が実施できなかったため、2020-21年度に2019年度分も含めて調査研究を進める。2019年度は現地調査の実施を中心に考えていたため、その実施の可否が文献資料調査の遂行にも影響した。2020年度以降も、引き続き現地調査が困難な可能性がある。そこで、文献資料調査を中心とし、特に2020年度は文献資料の収集・検討を集中的に実施する。 また、現地調査が困難であることに備え、オンラインでのインタビューの可能性も検討する。この場合、機器の購入等が必要となる可能性があり、また旅費の執行が困難ということにもなるため、旅費を物品費に組み替えることを検討しなければならない。ただし、現地での対面によるインタビューの方が意思疎通が良好となることから、2021年度まで現地調査の可能性を探り続けることとする。
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Causes of Carryover |
2019年度の当初計画は、2020年度の本格調査に向けた準備期間として、釜石市で2019年11月以降に3団体を対象とする予備的なインタビュー調査を実施することとし、そのために2泊3日の調査旅行を実施することを予定していた。また、調査旅行で必要となる経費、ならびにインタビュー調査後の文字起こしなどに必要となる経費をある程度明らかにした上で、それにあわせて文献資料調査を実施することを企画していた。しかし、2019年10月の台風19号により被害が発生し、調査対象予定の団体も復興活動に関わることになったことから、調査時期を年度末に変更することとした。ところが年度末になり、今度は新型コロナウイルス感染症の流行が始まり、対面での集中的なインタビューを実施することがためらわれる状況となった。こうした理由から、2019年度は経費を要する研究活動を実施しなかったため、次年度使用額が生じた。 今年度は、文献資料調査を集中的に実施する。発生した次年度使用額も、文献資料調査を中心に使用することとする。そのための物品費(書籍)、複写費が必要となる。一方、国内調査旅行を2019年度は2泊3日で1回、2020年度は3泊4日で2回実施することを予定していた。現時点では予定を変更しないこととする。国内調査旅費、複写費、インタビューデータの文字起こし費が必要である。
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