2023 Fiscal Year Annual Research Report
Understanding wholistic health of Rohingya refugee women in Bangladesh: Perspective of medical pluralism
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19K02113
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Research Institution | Tsuda University |
Principal Investigator |
松山 章子 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (70404233)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三砂 ちづる 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (70342889)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ロヒンギャ難民 / 医療の多元性 / 伝統的医療 / ホストコミュニティ |
Outline of Annual Research Achievements |
科研助成事業実施予定(2019年度~2023年度)のほとんどの時期が、新型コロナ感染症パンデミック及び世界情勢(ウクライナ危機など)の影響を受け、調査実施は困難を極めた。長期化する難民生活がもたらすストレスや不安に加えて、ロシアのウクライナ侵攻やガザにおける紛争により引き起こされた物価高騰やドナーからの資金援助の削減などにより、キャンプ内でのギャンググループ間の衝突が頻発、さらには放火が疑われる大規模火災なども起こり難民キャンプの治安は悪化している。また、サイクローンなどの自然災害により、難民の生活はさらに窮乏化した。このような状況下で、元々簡単ではなかった調査実施に必須のキャンプ入行許可の取得が益々難しくなった。 幸い、助成期間を一年延長することができたので、現地の調査協力者と綿密な打ち合わせを重ねて、キャンプから合法的、非合法的に抜け出して地元コミュニティ(以下「ホストコミュニティ」)で仕事をしたり、そのまま居ついて生活する難民たちの健康に関する調査を、2022年度後半から2024年にかけて実施した。特に、ホストコミュニティにおける地元住民と難民(あるいは難民の親の下バングラデシュで生まれた難民二世)たちの健康希求行動に注目し、病気の時にどの保健医療施設や治療者をどのような理由で訪れるのか、ホストコミュニティの地元住民と難民、男女、年齢(世代)などによりその傾向に違いはあるのか、あるとしたらどのような違いがあり、それはどのような理由によるのかなどをDomain Analysis調査手法であるフリーリスティングやペア比較法を使って調査した。
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