• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2022 Fiscal Year Research-status Report

森林・林業女性のジェンダー主流化に向けて

Research Project

Project/Area Number 19K02143
Research InstitutionKyoto Women's University

Principal Investigator

中道 仁美  京都女子大学, 現代社会学部, 教授 (30254725)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大友 由紀子  十文字学園女子大学, 人間生活学部, 教授 (00286121)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2024-03-31
Keywords林業女性 / 職業教育 / ヨーロッパ / オーストリア / ドイツ / スウェーデン / イタリア
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、調査を基礎としたものであるため、コロナ禍で、ヨーロッパの入国、帰国が可能になるまで待って、調査を実施した。何とか実施できる方向を探って、オーストリア、イタリア山村での調査を行った。コロナ禍で、現地の協力者とメールでの連絡も途切れがちとなり、新たな調査地を探る必要があったことから、調査対象者を見つけるのは簡単ではなかった。
日本の調査研究から、林業就労には技術習得が重要なポイントであるため、技術教育を行っている教育訓練機関への調査が欠かせない。日本と同様の職業高校制度をもつイタリアは、スイスやオーストリアと国境を接しており、また、北東部にドイツ語圏(南チロル、ボルツァーノ県)を有している。EUの教育制度改革はイタリアの職業教育にも影響を及ぼしており、林業教育も多くは農業教育などの中で行われている。このことは、日本の林業教育と似ているが、その教育の性質上、一部では林業教育に特化して行われているところもある。
コロナ禍で、調査対象を見つけるのが困難であったことから、機関以外の調査対象地は一つに絞った。既にイタリア、ボルツァーノ県の隣県では調査を行っているが、大学等の高等教育を受けた林業女性がほとんどであったことから、林業労働者の事例を増加させたいと考え、林業や農業等の職業教育に特化した高等教育施設に絞り、調査対象施設を見つけ、学生への調査票を用いた面接調査と、現地で紹介された卒業生へのオンライン調査を実施した。
また、これまでのヨーロッパの林業が盛んな地域(スウェーデン、ドイツ、オーストリア)での調査をまとめ、その研究成果を学会の大会で報告した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

現地調査が中心の研究であり、コロナ禍で現地調査をほぼ困難となるだけでなく、航空運賃が非常に高くなり、円安という為替レートの問題も浮上し、当初の予算では計画の遂行が難しくなったことから、研究計画の見直しが必要となった。

Strategy for Future Research Activity

現在も旅費が異様に高くなっており、当初の計画通りにはいかないため、計画を縮小して、できる限り、国際学会での報告と現地調査を行いたい。
ヨーロッパの農村社会学会が今年度に変更して、大会を開催することになっており、そこで報告する予定である。また、上記、イタリア調査の仲介をしてもらえる可能性が高まったので、可能であれば、オーストリアの林業者育成機関の女子学生と、イタリアの女子学生や女性林業従事者にインタビューしたいと考えている。

Causes of Carryover

コロナ禍で、調査対象地への渡航、帰国が困難であったことから、調査が不可能となった。一方、旅費や為替レートの変化により、渡航費用が高くなり、計画の遂行が困難となっており、計画を縮小して、国際学会報告と、オーストリア・イタリア北部の現地調査1か所とすることとした。

  • Research Products

    (2 results)

All 2022 Other

All Int'l Joint Research (1 results) Presentation (1 results)

  • [Int'l Joint Research] Federal Institute/of Agricultural Economics/Rural and Mountain Research(オーストリア)

    • Country Name
      AUSTRIA
    • Counterpart Institution
      Federal Institute/of Agricultural Economics/Rural and Mountain Research
  • [Presentation] ヨーロッパ森林・林業に関係する女性の現状2022

    • Author(s)
      中道仁美(京都女子大学)、大友由紀子(十文字学園女子大学)
    • Organizer
      日本村落研究学会

URL: 

Published: 2023-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi