2020 Fiscal Year Research-status Report
市民ボランティアと共に創る生活の場における看取り体制
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19K02153
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Research Institution | Seinan Gakuin University |
Principal Investigator |
孔 英珠 西南学院大学, 人間科学部, 講師 (60824092)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 在宅ホスピスボランティア / 在宅ホスピス / 医療職と市民の協働 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、①ボランティアと医療福祉専門職の協働による在宅ホスピスケアが、生活の場で最期を迎える人やその家族にいかなる影響を及ぼす、②ボランティアと医療福祉専門職の協働を促進する要因、阻害する要因とは何かを探ることを目的としている。さらに、これらの目的を達成するために、ボランティアと医療福祉専門職が協働して在宅ホスピスを推進している先進事例を取り上げ、事例検討会等への参与観察、インタビュー調査やアンケート調査を行う。 令和2年度の主な実績は主に以下の3つである。 まず、ホスピスボランティアに関する先行研究の整理を行った。 次いで、在宅ホスピスボランティアの会「A」に対するインタビュー調査を行った。 三つ目は、在宅ホスピスを推進する医療福祉機関・従事者に対するアンケート調査を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナウィルスの対策として2020年3月緊急事態宣言が出されてから、在宅ホスピスボランティアの活動は中止となっており、それから現在の2021年5月現在まで活動の再開は行われていない。さらに、感染症の拡大防止のために医療福祉施設に訪問することも難しい。それ故に、各種の活動、月例会、勉強会等の参与観察ができなくなるとともに、活動に関するインタビュー調査も進めることができなかった。医療福祉機関や従事者に対するアンケート調査も、コロナ禍で現場が逼迫している状況の中で進めることが困難であった。
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Strategy for Future Research Activity |
まず、今年度中に在宅ホスピスボランティア活動に関連ある対象者に対してをインタビュー調査を行う。具体的には、在宅ホスピスボランティア活動はコロナ禍でほとんどの活動が中止となっているが、中止された後の組織の運営はどのようにしているか。対面のサポートではなく、非対面でのサポートは行われているかなどについて調べる。 次いで、「ふくおか在宅ホスピスをすすめる会」を中心とした在宅ホスピスをすすめている医療福祉施設・従事者にアンケート調査を行う。アンケート調査の内容は昨年度に作成済みである。
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Causes of Carryover |
コロナウィルスの対策として2020年3月緊急事態宣言が出されてから、在宅ホスピスボランティアの活動は中止となっており、それから現在の2021年5月現在まで活動の再開は行われていない。さらに、感染症の拡大防止のために医療福祉施設に訪問することも難しい状況であった。それ故に、各種の活動、月例会、勉強会等の参与観察ができなくなるとともに、活動に関するインタビュー調査も進めることができなかった。医療福祉機関や従事者に対するアンケート調査も、コロナ禍で現場が逼迫している状況の中で進めることが困難であった。 しかし、今年度に、電話や映像電話等でインタビュー調査を行う。郵送でアンケート調査も行う予定であり、2020年度に使用できなかった人件費や謝礼金等の調査時に必要な費用が発生することが見込まれる。
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Research Products
(1 results)