2022 Fiscal Year Research-status Report
就労支援実践家のメンタル不調を予防する組織と管理職育成プログラムの開発
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19K02163
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Research Institution | Hokkaido Bunkyo University |
Principal Investigator |
大川 浩子 北海道文教大学, 人間科学部, 教授 (50458155)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮本 有紀 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (10292616)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 就労支援 / 管理職 / 組織 / マネジメント / 人材育成 / リスニングアワー / 対話 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度はコロナ禍の状況を踏まえ、対面での予定していた研究を下記の通り変更して実施した。 管理職に対するインタビュー調査は、ZOOMによるオンラインでのインタビューとした。前回の調査で限界であった、地域の偏りや法人規模について調整するため、調査アンケート(前年度実施)発送時に協力可能とした就労支援機関管理職に対し実施した。なお、このインタビュー調査に関しては現在、分析を行っている。 また、管理職に対する研修としては新たにリスニングアワーというZOOMで実施可能な手法を用いた。リスニングアワーとはプレイバックシアター創設者の一人であるジョナサン・フォックスが創案した、ガイドの進行のもと、参加者がお互いのストーリーを語るものである。運営の中で参加者が語ることと聞くことが分けられており、本研究で従来注目してきた対話における重要なエッセンスをZOOMでも提供可能と考えられたためである。このリスニングアワーの手法を用いた管理職に対する試行プログラムを実施した。方法としては、上記のインタビュー調査同様、アンケート発送時に本研究への研究協力者を募り、人数の不足や法人規模・地域の偏りを加味して、既存のネットワークからリクルートした。そして、日程を3つのグループに分け、できるだけ、偏りがないように配慮し、仕事についてストーリーを語るリスニングアワーを実施した。その結果、尺度をもちいた数値的な変化は認められなかったが、他者の視点から自分の業務を振り返ることができた者がいたことが終了時アンケートより確認できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初、対面での研修を想定しており、また、進行役のトレーナーを海外から招へいする予定であった。しかし、コロナ禍により、対面での研修を見送っていたが、コロナ禍が長期化したため、期間を延長した2022年度よりWebでの研修プログラム開発に変更を行った。 2022年度にWeb(ZOOM)による試行研修プログラムを実施したが、改善点が複数あり、2023年度に本研修プログラムの実施が難しいと思われる。
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Strategy for Future Research Activity |
現在のリスニングアワーを用いた研修に、試行プログラムの終了時アンケートで記載されていた、管理者同士の経験や工夫を話し合う時間を含め、1時間程度の研修を複数回行う形で本研修プログラムを作成し、その効果を検討する。 また、本研究で得られた結果を就労支援機関の管理職が日常業務に取り入れられるように、今後、使えるツールについて紹介するレーフレットやWebでの公開を検討する。
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Causes of Carryover |
コロナ禍のため、対面での試行研修プログラム等が実施できず、費用を繰り越す形になった。今年度、本研修プログラムの実施と効果検討、および、研究成果を就労支援機関の管理職に対し発信するためのリーフレット、Webに使用する予定である。
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Research Products
(5 results)