2023 Fiscal Year Research-status Report
Study of effect on the Fostering Change Program
Project/Area Number |
19K02165
|
Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
佐藤 篤司 国際医療福祉大学, 赤坂心理・医療福祉マネジメント学部, 講師 (30625166)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上鹿渡 和宏 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10623689)
青木 豊 目白大学, 人間学部, 教授 (30231773)
福榮 太郎 横浜国立大学, 障がい学生支援室, 准教授 (10638034)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 里親 / 社会的養護 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、特異的な里親教育プログラム(フォスタリングチェンジ・プログラム)の教育効果を検証することである。英国においてフォスタリングチェンジ・プログラムの効果が実証されている一方で、我が国でのその効果測定は未だ不十分である。すなわち、今後我が国の次世代を担っていく社会的養育を受けて成人する子どもたちのメンタルヘルス及び、その里親養育環境がどの程度改善され得るのか未だ明らかとなっていない。 そこで本研究では、フォスタリングチェンジ・プログラム前後での里親のスキルや自己効力感、そして子どものアタッチメントや問題行動等の変化量について比較検討を行うことで、その効果を実証することを目的としている。調査方法は、全国各地で実施されているフォスタリングチェンジ・プログラムに参加した里親を対象に、アンケート調査を実施してきた。2023年度は2022年度までに収集したデータ入力と分析、考察を行い、2024年度において学会発表や論文投稿を行うための準備を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響により、フォスタリング・チェンジプログラムの実施時期変更を余儀なくされたため。
|
Strategy for Future Research Activity |
調査期間5年をかけて収集してきた150ケースのデータ分析と考察を行い、2024年度は学会発表や論文投稿を行っていくこととする。
|
Causes of Carryover |
感染症の影響により、当初に予定していたフォスタリングチェンジ・プログラムの実施回数が不足していたことを受け、予定実施回数のデータ収集を目指すために、期間を延長したことが次年度使用額発生の理由である。 よって今後の使用計画として、完了しているデータ収集の分析作業に要する費用や学会発表等の経費に充当していく。
|