2024 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者と伴侶動物の福祉を連携させるサポート・システムの構築
| Project/Area Number |
19K02183
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| Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
安野 舞子 横浜国立大学, 教育推進機構, 准教授 (20507793)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安藤 孝敏 横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 教授 (00202789)
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| Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | 人と動物の関係 / 高齢者とペット飼育 / 高齢者福祉 / 伴侶動物福祉 / 地域包括ケアシステム / 官民連携 / 地域共生社会 |
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、超高齢社会をひた進む我が国において、高齢者が伴侶動物と共に最期まで生き生きとした生活を続けていけるためのサポート・システムのあり方を検討し、最終的に、高齢者と伴侶動物両者の福祉が守られるサポート体制モデルを提案することを目的としてきた。 新型コロナウイルス感染症の影響により、当初の研究計画を大幅に変更し、出来る範囲で調査を実施してきたが、最終的に、サポート体制モデルとして3つの選択肢があるとの結論に至った。その3つとは、1)在宅で地域やボランティア、有料サービスなど、周囲のサポートを得ながらの終生飼養、2)伴侶動物と一緒に入所できる高齢者施設への入居による終生飼養、3)「預かり」という方法での終生飼養、である。 最終年度となる令和6年度は、この3つのサポート体制を実現しているそれぞれの関係者を招き、公開シンポジウム「共に生きる幸せ:高齢者と伴侶動物の福祉を考える」を開催した(2024年12月14日)。登壇者は、滋賀県甲賀市の「こうが人福祉・動物福祉協働会議」の田中 ヒロヤ氏、神奈川県横須賀市にある特別養護老人ホーム「さくらの里 山科」施設長の若山 三千彦氏、そして、北海道札幌市を拠点に活動するNPO法人「猫と人を繋ぐ ツキネコ北海道」代表の吉井 美穂子氏である。この3者による話題提供の後、参加者からの質問に回答する形での総合討論を行なった。本シンポジウムには、一般市民を含め、官民の福祉関係者、動物愛護ボランティア、獣医師、行政書士、メディア関係者など、「高齢者と伴侶動物の福祉」のステークホルダーとなる関係者が90名以上参加した。 後日、本シンポジウム参加者の中から有志を募り、田中氏、吉井氏を囲んだオンライン意見交換会をそれぞれ実施したが、特に吉井氏との意見交換会後は、「全猫連」という名のグループLINEが立ち上がり、活発な情報交換が今も行われている。
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