2023 Fiscal Year Research-status Report
出産前にダウン症候群確定診断を受けた後「妊娠継続」の選択をもたらす要因の検討
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19K02234
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
杉田 穏子 青山学院大学, コミュニティ人間科学部, 教授 (50270012)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 出生前診断 / 妊娠継続 / 中断 / ダウン症候群 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度までに妊娠継続を選択した母親、カップル8例のインタビュー調査を実施してきた。その結果、8例中の半数は、迷いなく妊娠継続を選択しているが、半数は妊娠継続か中断かをギリギリまで迷いながら選択している姿が明らかになってきた。またそのような人たちは中断を選択した人にも強い共感を示していた。そこで、 昨年度は国内外の文献の情報を集め、出生前診断で「ダウン症の診断」を受けた対象者を扱っている文献を詳細に検討した。これまでのインタビューの経験、文献の知見から、確定診断後の選択に影響を与える要因の検討を深めるには、妊娠継続をした人だけでなく、中断をした人にもイ ンタビューを行う必要性があると判断し、2022年度は倫理審査委員会に対象者の変更申請を行い、2回の審査を受け、2023年4月に承認された。その結果を受け今年度(2023年度)は出生前診断で「ダウン症の診断」を受け 中断した2ケースにインタビューを実施した。また2022年度に行なったインタビューで迷いなく妊娠継続を選択している2ケースについてまとめ学会発表をし、さらに論文にまとめた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年度に対象者を「中断者」にも広げることにしたため倫理審査会での審査が必要で、そのための準備を行い、インタビュー調査は行うことができなかった。倫理審査 は2023年4月に承認されたので、2024年4月よりインタビュー調査を行ったがまだまとめることはできていない。
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Strategy for Future Research Activity |
この研究は2023年度で終了予定であったが、新型コロナ感染の影響、さらに対象者を「妊娠継続者」だけでなく「中断者」にも広げたため倫理審査が必要に なり、ようやく2023年4月に承認された。以上のことなどから、十分にインタビュー調査を行えていない。そのため研究期間の1年延長を申請し、承認されている。
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Causes of Carryover |
2022年度は研究対象者を「妊娠継続者」から「中断者」へも広げる必要性が あったため倫理審査が必要となり、インタビュー調査を行うことができなかった。 2023年4月に倫理審査が承認されたため、2024年度はインタビュー対象者を探し、調査を行ったがまだまとめることはできていない。また関連学会にも出席し、さらに研究協力者を探していき たい。
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