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2021 Fiscal Year Research-status Report

Social Resource Development in Social Work for Regional Regeneration

Research Project

Project/Area Number 19K02252
Research InstitutionSoka University

Principal Investigator

西川 ハンナ  創価大学, 文学部, 准教授 (50442059)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森 恭子  文教大学, 人間科学部, 教授 (10331547)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2023-03-31
Keywords地域再生 / コミュニティインパクト / 社会資源と関係の組み替え / シビック・プライド / ソーシャルワーク / SDGs / コンフリクト・レゾリューション / 遠隔地・隔世代
Outline of Annual Research Achievements

研究の3年目は文献調査を経て、異なる歴史・文化的背景を持つ難民移民との新たな共生を図る先進国オーストラリアで調査を実施する予定であったが、COVID-19の世界的な感染は未だ終息せず海外調査は引き続き困難であった。しかし、海外調査と、もう一つの柱である国内研究対象地域の研究活動を充実させて展開することができた。特に地域再生に向けた地域の歴史に着目し、八王子で展開した世界的偉人であるシュリーマンが来訪した史実に焦点をあて地域再生の梃として学生の地域活動へと社会実験的な参加を試みた結果、これらの一連のプロセスが地域振興やシビック・プライドの涵養へと繋がる事を、具体的事例をもって示すことが出来た。また、文献から海外の移民難民受け入れの先進国における受け入れ、ソーシャルワークにおける実践とその支援の地域拠点について整理を行った。本年度の研究では3つの論文を成果とした。
①国内対象地域(八王子)における地域振興を目的とした実践とその論文化。特に、史実を梃子にした実践とそのインパクトを明らかにした。地域の歴史を紐解き、地域住民と共にその史実を理解し、そこに含まれる文化的な背景、出来事、名所等を明らかにすることでそれが観光資源にもなりうること、経済活動へ還元することが地域振興へと結びつき、多様な人材を関係人口へと巻き込む実例となった。②国内対象地域(諏訪市)におけるスタディツアーのオンラインによる継続と論文化。特に、アート活動の制作過程と成果について焦点をあて理論化をおこなった。③カナダ・オーストラリアのソーシャルワーク専門職によるリサーチ文献を基に地方における新規住民の受け入れの困難要因、成功要因を整理し地域を基盤とした拠点の重要性について論文化をおこなった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

COVID-19の感染とその収束の状況を鑑み研究計画をフレキシブルに見直していく。
①海外調査は、研究スケジュールの変更によりその可能性を翌年に残しつつ、引き続き実現可能性を残す。(一部は文献調査として行った。)
②国内対象地域への介入では、対象とした3地域(越谷市・諏訪市・八王子市)の全てで介入とその成果をまとめた。諏訪市における介入はオンラインにより継続を予定。八王子では文化・歴史を軸にした活動とそのネットワーク形成の過程を参与観察のスタイルで継続する。
③地域介入における新しい手法方法をコロナ禍の社会状況によっては実際に活用してみる。
これら三点から、地域介入の成果から地域再生に向けてのソーシャルワークにおける新しい連携の形を考察し、それらの成果報告書の作成へと進めていく。

Strategy for Future Research Activity

COVID-19の感染とその収束の状況を鑑み研究計画をフレキシブルに見直していく。
①海外調査は、研究スケジュールの変更によりその可能性を翌年に残しつつ、引き続き実現可能性を残す。
②国内対象地域への介入では、対象とした3地域(越谷市・諏訪市・八王子市)のうち、越谷市のヒアリングとその報告会は既に終了している。諏訪市における介入はオンラインにより継続している。八王子においては文化・歴史を軸にした活動とそのネットワーク形成の過程を参与観察のスタイルで追った。国内の試験的な地域介入の成果についてはその実践から理論の構築を試みる。
③地域介入における新しい手法方法をコロナ禍の社会状況によっては実際に活用してみる。
これら三点から、地域介入の成果から地域再生に向けてのソーシャルワークにおける新しい連携の形を考察し、それらの成果報告、論文化を進めていく。

Causes of Carryover

コロナ禍の海外研究を次年度に延期したため。年度は順延したものの内訳の内容として同様の使用を検討している。

  • Research Products

    (3 results)

All 2022 2021

All Journal Article (3 results) (of which Open Access: 2 results,  Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] 桑都プロジェクト:地域に根差した協働学習の試み―大学コンソーシアム・地域活動支援・商店会との協同―2022

    • Author(s)
      西川ハンナ
    • Journal Title

      創価大学人間学会 人間学論集

      Volume: 第15号 Pages: p93-p111

    • Open Access
  • [Journal Article] 外国人住民への包括的支援体制づくりを担うコミュニティ・ソーシャルワーク実践と地域の拠点のあり方について2022

    • Author(s)
      森恭子
    • Journal Title

      文教大学人間科学研究紀要

      Volume: 43号 Pages: p91ーp106

    • Open Access
  • [Journal Article] 2020年オンラインスタディツアーにおける構想とその学び-『諏訪の龍神さま』読み聞かせ動画作成の事例から-2021

    • Author(s)
      高橋文子・西川ハンナ
    • Journal Title

      『未来の保育と教育』

      Volume: 第8号 Pages: p21-p31

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2022-12-28  

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