2022 Fiscal Year Research-status Report
Does oral intake of camellia oil affect lipid metabolism in the skin?
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19K02320
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
及川 大地 長崎大学, 教育学部, 准教授 (90571216)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池上 太郎 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00754409)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ツバキ油 / 皮膚 / 脂質 / 脂肪酸 / 加熱油脂 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでツバキ油の塗布研究は多くなされており、経口摂取によって血中および肝臓脂質に変化を与える研究はされている。しかしながら、ツバキ油の経口摂取が皮膚の脂質代謝にどのような影響を与えるのか検証した栄養学研究は全く無いため、本研究では下記の3項目を全体の研究目的とした。 Ⅰ.非加熱ツバキ油を経口摂取したマウスの皮膚の脂質代謝を解明する。 Ⅱ.加熱ツバキ油経口摂取による皮膚の脂質代謝を検証する。 Ⅲ.ツバキ油を経口摂取した母マウスの皮膚脂質代謝および仔マウスの皮膚脂質代謝への影響を明らかにする。 当該年度は、通常マウスおよびヌードマウスを用いて、皮膚の脂質代謝を解明するため、皮膚の中性脂肪とリン脂質を抽出し、それぞれの脂肪酸組成を同定することを予定していた。また、皮膚組織から脂質代謝に関与する脂肪酸合成酵素、脂肪酸分解関連酵素およびエイコサノイド合成酵素のmRNA発現量をreal time RT-PCR法を用いて測定することを計画していた。 しかし、コロナウィルスの影響により、研究支援員の確保が難しく、マウスの飼育・分析ができなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナウィルスの影響により、研究支援員の確保が難しく、マウスの飼育・分析ができなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナウィルスの影響により、マウスの飼育ができなかったため、マウスおよび飼育の人件費が発生しなかった。 コロナウィルスの状況を鑑みながら、マウスの飼育試験を実施する。また、採取した皮膚の分析をさらに進め、脂肪酸組成を総脂質だけでなく、中性脂肪とリン脂質画分に分けて分析することを試みる。さらに、今年度準備ができた脂質代謝に関与する酵素の遺伝子発現についても分析を実施する。
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Causes of Carryover |
コロナウィルスの影響により、マウスの飼育ができなかったため、マウスおよび飼育の人件費が発生しなかった。 マウスの購入、測定試薬の購入、飼育および測定の人件費に充てる計画である。
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Research Products
(2 results)