2019 Fiscal Year Research-status Report
地域子育て支援拠点施設の質の向上と機能強化に関する研究
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19K02342
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Research Institution | Kogakkan University |
Principal Investigator |
梶 美保 皇學館大学, 教育学部, 准教授 (20515704)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 地域子育て支援拠点事業 / 質の向上 / ネットワーク化 / 多機能及び機能強化 / 研修 / リスクマネジメント |
Outline of Annual Research Achievements |
研究初年度の予定である①質問紙による実態とニーズ調査については、地域子育て支援の制度が「子育て世代包括支援センターの枠組みに移行しつつある」(2019年度末まで)行政の状況から有効的な回答を得ることが困難であると判断したことから1年先送りとした。②拠点施設担当職員の研修プログラムの検討・開発については、文献研究及び①を反映する必要があるが、③研修の実施のニーズがあったことから、ニーズ調査と研修実施の同時進行として進めている。当初は1回の予定であった研修であるが、6月と3月の2回、2か所で実施を計画した。6月は、54名の参加があった。研修プログラムの内容は、国の地域子育て支援拠点施設の「子育て支援員」カリキュラムを基本とし、2日間の研修参加が困難という現実もあり、1日研修とした。また参加しやすいように北勢地域と南勢地域の2か所で同じプログラムで開催した。実施後アンケートでは、研修会の内容については、第一希望は、「拠点事業の制度的な位置づけや役割」「傾聴、共感的な態度などの基礎的な対人援助技術」が同数でそれぞれ20.5%(8)、第一希望から第三希望までの延べ数でみると、「傾聴、共感的な態度などの基礎的な対人援助技術」17.9%(21)、「相談援助を行うための専門知識・技術」15.4%(18)という結果であった。また、多様な対象への支援や安全管理・危機管理等の研修ニーズは低かった。この研修の詳細は日本乳幼児教育学会第29回大会で報告した。3月には、プログラムの後半部分を実施予定で参加受付もすませていたが、新型コロナ感染症のため、段階的に市町単位で実施するようにとか変更したが、最終的には中止せざるを得なかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初は順調であり、1回の予定であった「研修」を2回で計画して、実施評価をして進めていたが。3月に予定していた2回目の研修が、新型コロナ感染症の影響で、中止となり、質問紙調査においても、「子育て世代包括支援センター」制度の定着後がのぞましいこと、新型コロナ感染症が完全に終息できていないという、このような状況ではできないと判断し、延期している。視察・ヒアリングも同様の理由にて実施できていない。令和2年度の研修実施の予定が立案できていない。
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Strategy for Future Research Activity |
「研修」については、新型コロナ感染症の関連より、一か所で実施予定から、地域別を検討している。研修内容として、今一番必要なことを中心に地域のニーズに沿ったプログラムを提案していくことにしている。現在1つの市、1つの市町連合より依頼が来ている。当初の予定であった、県内における研修体制ではなく、市町あるいは市町連合の単位で実施の案内をしていくことも計画している。「質問紙調査」については、子育て世代包括支援センター下における地域子育て支援拠点施設の位置づけをふまえた内容に加えて、新型コロナ感染症のことも加味した内容に変更し、時機を見て実施する。現在のところ8月ぐらいを予定している。「視察」については、新型コロナ感染症の状況を見て実施を予定している。
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Causes of Carryover |
①質問紙調査が次年度となった。②新型コロナ感染症のため3月の研修会が中止となったことから、講師料、諸経費分が繰り越しとなった。
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Research Products
(1 results)