2020 Fiscal Year Research-status Report
米国の学士課程における教育学主専攻廃止過程と教員養成ガバナンス変容に関する研究
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19K02420
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
小野瀬 善行 宇都宮大学, 共同教育学部, 准教授 (50457735)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 教員資格認定制度 / アメリカ合衆国 / 高等教育改革 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度は、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受け、渡米調査を予定していた大学や機関がクローズされたこともあり、具体的な調査を行うことができなかった。そのため文献を中心に学士課程における教育学主専攻の廃止を法律で定めた州が多く含まれるSouthern Regional Education Board(SREB)に関する報告書等を分析した。分析を通して、1980年代以降に高等教育機関全体の改革がなされる中で教員養成の機能が変容し、外部化(これはalternative route to teacher certificationの導入を含む)や再組織化(学部組織からプログラム制への移行などを含む)されたことを確認することができた。高等教育機関全体の改革とは、産業界からの要望を踏まえての編組という実情を明らかにすることができた。 そのような成果を踏まえ、さらなる一次資料の収集、当事者へのインタビューを行うことを希望していたが、冒頭の理由もあり、研究を進めることができなかった。また、資料の不足もあり、論文等の成果の公表を断念せざるを得なかったことは痛恨事である。 最終年度にあたる次年度においては、COVID-19の影響を見据えつつ、資料収集等をできる限り進め、本研究の目的を達成するようにしたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受け、渡米調査を予定していた大学や機関がクローズされたこともあり、具体的な調査を行うことができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究では、学士課程における教育学主専攻の廃止を法律で定めた州を事例とする。2年目にあたる2020年度は、先述のように渡米調査等を実施することができなかった。また、機関の閉鎖等のあり、一次資料の収集、当時の関係者へのインタビュー調査等も行うことができなかった。本研究の課題探求について、その基本的な方針に変更はないものの、新型コロナウィルスの流行状況を見定めつつ、現地調査の可能性を探りながら資料収集を行っていきたい。 また、できる限り、本研究の成果を自らの所属する専門学会大会などにおいて発表し、他研究者に研究交流を盛んにしながら、研究の遂行を目指したい。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の世界的な流行に鑑み、予定していた渡米調査を延期したことにより、主に旅費の執行を十全に行うことができなかったため。
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