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2020 Fiscal Year Research-status Report

看護学生の自己確立と他者受容を促すパーソナル・ライティングの開発と拡張

Research Project

Project/Area Number 19K02441
Research InstitutionTezukayama University

Principal Investigator

谷 美奈  帝塚山大学, 全学教育開発センター, 准教授 (60582129)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywordsパーソナル・ライティング / アカデミック・ライティング / 物語的思考様式 / 論理・科学的思考様式 / 思考変容のプロセスモデル / 学習活動の構造 / 学習活動のプロセス
Outline of Annual Research Achievements

①看護および福祉の教育現場におけるフィールドワークを実施する。 ⇒ 学生の自己確立と他者受容を促す「パーソナル・ライティング」の教育方法を開発・実践するための、主なフィールドとして、看護教育の現場と、福祉施設職員の教育現場とを予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止等の事情により、予定通りのフィールドワークは進んでいない。
②フィールドワークで得られるデータ分析のための指標づくり。 ⇒ 看護および福祉の教育現場において、「パーソナル・ライティング」の具体的な指導方法を開発し拡張するためには、その教育効果の要因を分析していく必要がある。そこで、「パーソナル・ライティング」の教育実践における「学習活動の構造」と「学習活動のプロセス」と、その結果、学生に生じ得るだろう「深い学習」「深い理解」「深い関与」とを分析しうる指標づくりを、昨年に引き続き行った。
③新型コロナウイルス感染症の影響で、当初の研究計画を進めることが難しくなったことから、その一部を保留にしつつ、別の角度から研究に取り組むこととした。⇒本研究で開発・実施しようとしている「物語的思考様式」である「パーソナル・ライティング」と看護教育の現場(あるいは、高等教育全般)において伝統的かつ支配的な「論理・科学的思考様式」である「アカデミック・ライティング」とが、どのようにつながっていくのか、その仮説となるモデル(「思考変容のプロセスモデル」)について検討した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、昨年度から予定していた医療福祉系現場でのフィールドワーク等が実施できないでいる。よって、当初の研究計画の一部を保留にしつつ、別の角度から研究に取り組んだ。

Strategy for Future Research Activity

新型コロナウイルス感染症の影響で、当初の研究計画を進めることが難しくなったことから、その一部を保留にしつつ、別の角度からの研究に取り組んだ。⇒本研究で開発・実施しようとしている「物語的思考様式」である「パーソナル・ライティング」と看護教育の現場(あるいは、高等教育全般)において支配的な「論理・科学的思考様式」である「アカデミック・ライティング」とが、どのようにつながっていくのか、その仮説となるモデル(「思考変容のプロセスモデル」)について検討した。

Causes of Carryover

新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、昨年度から予定していた医療福祉系現場でのフィールドワーク等が実施できないでいる。本年度は、当初の計画を一部保留にし、あらたな研究の方向性を加える。基本的には、文献調査とインタビュー調査を行うために助成金を使用する。

  • Research Products

    (7 results)

All 2021 2020 Other

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (4 results) (of which Invited: 2 results) Book (1 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] 大学教育における質的研究の多様な展開2020

    • Author(s)
      山田嘉徳・上畠洋佑・森 朋子・山咲博昭・谷 美奈・山路 茜・西野毅朗・服部憲児
    • Journal Title

      大学教育学会誌

      Volume: 42-2 Pages: 103-107

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 大学教育におけるパーソナル・ライティング(表現主義的文章表現)の教育的意義2021

    • Author(s)
      谷美奈
    • Organizer
      となりの〈Zine=人〉文学 クリエイティブ・ライティングのススメ 主催:大阪大学COデザインセンター
    • Invited
  • [Presentation] 「匿名性」を活用した遠隔授業の試み ─クリエイティブ・ライティングの表現活動を通して─2021

    • Author(s)
      谷美奈
    • Organizer
      第27回大学教育研究フォーラム 参加者企画セッション「オンライン学習環境での学生の関係様式教員としての気づきと展望」 主催:京都大学高等教育研究推進センター
  • [Presentation] STEM+ARTが求められる時代に‘ART’をどうとらえるのか  ─クリエイティブベーシック(アートワークショップ)の実践から考える2020

    • Author(s)
      谷美奈
    • Organizer
      思考と言語研究会 主催:電子情報通信学会
    • Invited
  • [Presentation] 大学教育における質的研究の多様な展開──パーソナル・ライティングの教育実践を対象とした質的研究の事例2020

    • Author(s)
      谷美奈
    • Organizer
      2020年度大学教育学会大会ラウンドテーブル19 主催:大学教育学会
  • [Book] 「書く」ことによる学生の自己形成2021

    • Author(s)
      谷美奈
    • Total Pages
      167
    • Publisher
      東信堂
    • ISBN
      9784798916774
  • [Remarks] 帝塚山大学教員紹介データベース

    • URL

      https://www.tezukayama-u.ac.jp/teacher/gyoseki/129607.html

URL: 

Published: 2021-12-27  

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