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2024 Fiscal Year Annual Research Report

「道徳科」における教育評価の歴史的研究-戦前日本における修身科を中心に-

Research Project

Project/Area Number 19K02476
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

山根 俊喜  鳥取大学, 教育支援・国際交流推進機構, 特任教員 (70240067)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2025-03-31
Keywords修身科 / 道徳科 / 教育評価 / 試験 / 診断的評価
Outline of Annual Research Achievements

本年度は、試験問題史料を追加収集検討し、修身科試験の実態をもとに個性調査、操行査定と併せて明治期~大正期について総合的に考察を行った。
学制期-教育令期:口授科等で、生徒心得等を用いて道徳的内容が教授され、試験で評価された。とはいえ、口授科では試験がなされない場合があり、読書科も読解が中心であった。府県では行状評価が制度化され、生徒心得や生徒罰則を基準に、日課優劣表を利用した日々の評定が行われた。教育令期では、修身科が特設され試験が行われた。試験は教科書の読解及び作法であったが、特に初等科では作法が中心となった。修身科の評定には品行(行状)点が加味された。評価からみると、既存の慣習の習得が修身科の中心であった。修身科試験廃止論、品行評価の修身科から独立、性格の診断の為の性質品評表も出現した。
第一次小学校令期:儒教の読書主義を批判する森文相により人物査定が制度化された。その評定法として、三気質等を日々査定する学制期以来の行状評価の方法が採用された。修身科試験は読書主義が排され、日常の作法や個人道徳を問うものが殆どであった。
第二次小学校令期:操行査定には、性質品評表の観点が取り入れられ診断機能も期待された。操行点の試験における比重は高まった。修身科試験では教育勅語及びその内容に沿った出題が出現する。
第三次小学校令期以降:学籍簿の法定により操行評価が制度化され、その資料として操行査定簿が作成されることになる。試験から考査に転換したが、試験は定期考査として実質的に存続した。修身の日常成績を把握する為に学制期以来の日課点を採用する動向もあった。作法を試問ではなく日常の実践の観察によって評価する動向も広まった。明治末期以降の学力調査における修身科の設問をみると、その多くで教育勅語に基づく国家道徳に関する設問が見られる。教科書国定化により教育目標が明確化・定型化された影響が強い

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Published: 2025-12-26  

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