2021 Fiscal Year Research-status Report
アメリカ連邦政府による教育財政援助の特質と初中等教育における教育財政援助の展開
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19K02546
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Research Institution | Kansai University of International Studies |
Principal Investigator |
吉田 武大 関西国際大学, 教育学部, 准教授 (70512846)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | アメリカ連邦政府 / 教育財政 / FIPSE / FIRST |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度の研究業績は次の通りである。 第1に、初等中等教育関係の連邦法令である1988年学校改善法において、なぜFIRSTが制度化され、FIPSEとの連携等について明文化されたのかについてである。この点については、ウェブ上で関連すると思われる情報の収集活動を行ったり、集めた情報を整理するにとどまった。 第2に、初等中等教育関係の連邦法令である1994年学校教育改善法において、FIEがどのような経緯で創設され、その後、どのような展開をたどっていったのかについてである。この点についてもウェブ上で関連すると思われる情報の収集活動を行ったり、集めた情報を整理するにとどまった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルスの感染拡大が依然として継続していることにより、アメリカでの現地調査および資料収集が2020年度に続いて2021年度も全くできなかったことに加えて、東京・国立国会図書館での関連資料の収集もできなかったため、研究活動が大幅に遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルスの感染拡大が継続する間は、これまでに収集した資料を整理・分析し、引き続きウェブ上で収集可能な資料を収集するとともに、現地訪問予定の担当者と引き続きコンタクトを取りながら資料の所在等について確認をしていく予定である。 新型コロナウィルスの感染拡大がある程度収束し、ワクチン接種の普及等の進展により出入国の手続きが緩和されるといった措置が取られるようになれば、これまでできなかった現地調査や国立国会図書館等での資料収集活動を再開していく予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルスの感染拡大が2021年度も継続した影響を受け、本研究計画で主たる費目に計上していた国内外の旅費を支出すること自体が2021年度もできなかったため。また、それに伴って、現地文書館・図書館や国立国会図書館等で資料を収集する際に発生する経費や、収集した資料の整理に関連する経費も支出することができなかったため。 次年度は、新型コロナウィルスの感染拡大状況や出入国の措置等を見極めながら、できうる限り現地文書館・図書館や国立国会図書館での収集活動を複数回実施することで、この2年間実施できていなかった研究活動を進めて、これらの経費を適切に使用する予定である。
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