2022 Fiscal Year Research-status Report
Relationship between physique, body composition and lifestyle factors in preschool children.
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19K02600
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Research Institution | Kyoto Women's University |
Principal Investigator |
間瀬 知紀 京都女子大学, 発達教育学部, 教授 (90612846)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 晴信 関西医科大学, 医学部, 非常勤講師 (10322140)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 幼児 / 体格 / 体組成 / 生活習慣 / 肥満 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は幼児を対象として食事・身体活動を中心とした生活習慣因子と体格・体組成の変化との関連性を評価することにより、幼児期の脂肪の急増および体組成の変化に影響を及ぼす生活習慣因子について解明する。幼児における体格・体組成と生活習慣因子との関連性を解明するため、幼児を対象として①生体電気インピーダンス法(Bioelectrical impedance analysis:BIA法)による体成分分析装置を用いた体組成の測定から体脂肪率および筋量を算出し、②食事・身体活動を中心とした生活習慣因子に関する調査を実施し、③生活習慣情報と体格・体組成との関連性を包括的に評価することで、肥満度による評価では明らかにできなかった幼児期の体重を構成する筋量、骨量および脂肪量の実態を明らかにし、④BMIの変化に関連する生活習慣因子を同定するとともに、BMIの急増に働くメカニズムについて提唱することを目的とした。本年度は、コロナ禍の影響で研究開始時(2019年)に予定していた調査が延期になったが、本研究の最終年度である次年度においても京都市内の幼稚園における年中クラス、年長クラスの園児の体組成測定調査および生活習慣に関する質問紙調査を実施し、参加者を増やす予定である。以上により、次年度実施に向けての準備は整った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2022年度はコロナ禍の影響で、研究開始時(2019年)に予定していた調査が延期になった。しかしながら、2019年度は幼児153名を対象として、また2020年度は幼児244名を対象として体組成測定および質問紙調査を実施し、得られたデータの一部については解析を加えている。2023年度は本研究の最終年度であるが、幼稚園の園児を対象に測定および調査を実施し、対象者の数を増やす予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究計画は予定通り実施する見込みであるため、大きな変更点はない。2023年度も当初の研究計画に従い、2020年度と同様に、幼児を対象としてBIA法による体成分分析装置を用いた体組成測定を実施し、ベースライン対象者の数を増やす。2023年度は本研究の最終年度であることから、2020年度までに得られた研究成果の一部を学会等で発表する。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由としては、2022年度にはコロナ禍の影響で調査対象とする被験者の確保に困難を要し、調査が遅延した。そのため、本研究で得られた知見を学会発表する予定であったが、学会に参加するための費用等が発生しなかったことがあげられる。次年度使用額は、2023年度の体組成測定調査の予定の対象者を増やして、調査費用の増額分に使用する。また、2020年度までに得られた結果の学会発表を予定しており、データの集計および解析を行うため、統計分析備品購入について研究費を利用するとともに、学会参加に伴う旅費等に支出を予定している。
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Research Products
(4 results)