2021 Fiscal Year Research-status Report
保育学生の子どもへの視点と記述の変化:映像/文章素材による検討
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19K02620
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Research Institution | Wayo Women's University |
Principal Investigator |
大神 優子 和洋女子大学, 人文学部, 教授 (40452031)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 保育者養成 / 子ども理解 / 映像 / 文章 / エピソード |
Outline of Annual Research Achievements |
3年目にあたる2021年度は、昨年度の文章素材に続いて映像素材での調査を実施する予定であった。しかし、昨年度の実習中止により実験計画を変更して、映像素材(2020年度実施予定を延期)・文章素材(2021年度実施予定)の2条件を同時に調査することとなった。昨年度の検討を踏まえ、調査の最終段階に相当する4年生を対象とした予備的検討によって素材を決定した。 保育を専攻する学生約70人に対し、映像または文章素材で提示された保育エピソードにおける子どもの評価や保育者としての対応が、初めての幼稚園実習の前/後でどのように変化するか、また、その変化に学生自身の特性(多次元共感性尺度による)がどのようにかかわっているかを調査した。ただし、映像または文章を提示された各群の人数が当初計画の半数であるため、2021年度は分析カテゴリを決める予備分析に留まっている。2022年度に同一の手続きで再度調査を実施し、対象者を追加する予定である。 なお、予備調査(横断的に文章/映像素材を交互に提示)によって、文章による事前情報がある方が、その後に提示される映像素材の特徴的な要素(声の調子や表情等の非言語的な部分)に注目しやすいことが明らかになった。この結果については、素材に加えて、今後の分析カテゴリに反映する予定である。 結果及び素材検討過程の一部について、論文及び2020年度から延期されていた国際学会で発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の拡大により、2020年度に予定していた実習が中止 (2021年度に延期)となったことを受け、一部計画を修正・延期した。現在、1年遅れで進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度・2021年度で異なる2素材について調査を行う予定であったが、2021年度・2022年度で、2素材同時に調査する方式に修正した。今後の調査にかかわる2022年度以降の実習に際しても新型コロナウイルス感染症の影響が考えられるが、調査時期の調整で対応する予定である。
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Causes of Carryover |
調査自体が1年遅れで進行していることと、参加予定だった国際学会がオンライン開催となり、諸経費がかからなかったのが主な要因である。今後の学会は開催状況次第であるが、調査進行に伴う分析ソフトを1年遅れで導入予定である。
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