2019 Fiscal Year Research-status Report
新科目『公共』用北海道版副読本作成-主権者教育・現代社会・総合の蓄積から
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19K02669
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
前田 輪音 北海道教育大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (30326540)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 政俊 札幌学院大学, 人文学部, 教授 (40828109)
池田 考司 北海道教育大学, 教育学部, 講師 (50824637)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 新科目「公共」 / 主権者教育 / 現代社会 / 総合的な探究の時間 / 北海道 |
Outline of Annual Research Achievements |
次の4点にわたる作業に取り組んだ。 ①担当者による打合せ…代表者の勤務先が所有する北海道教育大学札幌駅前サテライトを会場に、調査先の列挙・分担、調査結果の報告、課題、副読本の単元案、などについて検討・交流した(全員で実施)。日程は、前段としてメール稟議を4月中に複数回(調査先調整第一弾として)行い、対面で、5/13、5/25、6/30、8/25、11/16、3/22にそれぞれ行った。その都度、調査先リストの更新や、大学への打ち合わせ報告を作成した(代表者作業)。 ②教育実践調査… 北海道内では、札幌市立大通高校、岩見沢西高校、池田高校、北見北斗高校、中標津高校、帯広南商業高校、真狩高校、北星余市高校に訪問した。北海道外では立命館宇治中高、滋賀県立膳所高校、名古屋市立名東高校、自由の森学園、尼崎小田高校を訪問した。それぞれにおいて、複数の課題について聞き取りを行い、事情が許す際には授業実践見学を行った。(全員で分担した) ③研究会・学会における動向調査… 道民教(北海道民間教育研究団体)研究集会、北海道歴史教育者協議会、日本公民教育学会、国際理解教育学会、歴史教育者協議会全国大会、日本社会科教育学会全国大会、日本公民教育学会科研プロジェクト報告会、藤井剛代表による科研調査報告会等に参加し、研究・授業実践の動向調査を行った。(代表者・分担者で実施した) ④FW… 北海道内では平取、稚内などの特色ある地域をFWしその現状・課題の一端にふれた(代表者)。滋賀県では彦根城近辺をFWし、観光業としてのPRの仕方や、その現状・課題にふれた。(代表者・分担者・協力者で実施)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
【研究実績の概要】で記したように,新科目「公共」に関わる教育実践・研究の現状を抑えるべく進めたことによる。
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Strategy for Future Research Activity |
副読本の構成および内容の確定に向け、以下の作業に取り組む。 1)2019年度調査において得られたこと、ならびに副読本の内容に関連する実践等の構想について、前田・山本・池田の3名が報告予定。場所は、全国民主主義教育研究会の全国大会(8月23日オンライン開催)を予定。 2)教育実践調査(継続)として、開成中等教育学校、旭川東高校、天売高校(または道内の離島)などの調査を予定。 3)地域実践調査として、地域の課題に取り組む道内の組織等の聞き取り(前田・山本・池田考司合同)1~2か所を予定。ただし、新型コロナウィルスの影響により、現地調査が進まない可能性も高い。その際には、紙面またはオンラインでの聞き取りやアンケート調査等に代える。 4)文献収集として、特に北海道内の課題にふれる。
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Causes of Carryover |
予定していた調査先への出張が一部取り止めになったため。次年度は、出張が新型コロナウィルスの影響で取り止めになることを視野に入れながら進めていく。
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Research Products
(1 results)