2022 Fiscal Year Annual Research Report
言語分析力を育成し国語文法力向上に寄与する国語データ駆動型学習教材開発の研究
Project/Area Number |
19K02700
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
安部 朋世 千葉大学, 教育学部, 教授 (00341967)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西垣 知佳子 千葉大学, 教育学部, 教授 (70265354)
橋本 修 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (30250997)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 言語分析力 / 文法力 / 形容詞文 / データ駆動型学習(DDL) |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は,2021年度に実施できなかった内容を中心に,以下のことを行った。 教材作成については,形容詞文「何はどんなだ」の述語部分に現れる語の特徴について理解するための小学校国語科DDL教材を作成した。具体的には,「どんなだ」の部分には「何は」に関する「様子」を表す語が来ること,「様子を表す語」には,「見たときの」「持ったときの・触ったときの」等,様々な側面を表す語があることについて,児童自らが気づくことをねらったものである。 実践については,2022年度も引き続き新型コロナ感染症の影響を受け,当初の予定より実施が遅れたものの,上記の教材を用いて,小学校の1,3,4,5年を対象に,事前テスト・事後テスト・遅延テストを含め,2023年1月から3月にかけて実施することができた。検証については,昨年度実施した授業実践についての分析・考察を行い,国語科DDL教材の有効性を検証することができた。2022年度に実施した実戦の分析については,実施が年度末になったため,2023年度に学会における口頭発表や論文投稿等を行う予定である。
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Research Products
(1 results)