2020 Fiscal Year Research-status Report
授業研究を中心とした学校改革における経営的要因の解明ー浜之郷小学校の事例分析
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19K02712
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Research Institution | Takasaki University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
栗原 幸正 高崎健康福祉大学, 人間発達学部, 教授 (80804260)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
濱田 博文 筑波大学, 人間系, 教授 (20212152)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 面接調査内容の検討 |
Outline of Annual Research Achievements |
コロナウィルスの感染拡大を及びその防止のため、県をまたいだ移動が出来なくなり、全国への面接調査の実施が不可能となった。また、教育現場や教育機関への感染防止を配慮し、調査対象である茅ヶ崎市立浜之郷小学校への訪問や、同市教育センター等へ訪問しての研究調査を自粛したため、研究業績を蓄積することが出来なかった。 また、ZOOM等を用いての面接調査の実施を検討したが、研究者自身が大学での学生指導準備に多大の時間を要することにになった事に加え、面接対象者の多くが現職教員であるため、予想以上の学校現場のコロナウィルス対応への負担が大きいことが判明し、断念するに至った。 令和2年度は、以上のようにコロナウィルス感染拡大防止の影響で、具体的な調査活動を実施する事が出来なかったため、令和元年度で実施した面接調査内容の分析を通して、今後の調査研究の柱立ての案を策定するに留まった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
面接調査を基本とする研究であるため、コロナウィルスの感染拡大と、それに伴う教育機関や教職員の業務の肥大化は、研究推進に大きく影響した。非常事態宣言終了時に阪神方面の面接対象者に連絡したが、全て断られる結果となり、その後も依頼をする機会を逸してしまう事になった。そのため、令和元年度に行った面接調査及びアンケート調査の資料をまとめることを令和2年度に行ったが、調査数の少なさから、何かを考察できる段階には達しなかった。そのため、研究としては非常に遅れていると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
面接調査数を増加させることがとにかく重要である。令和3年度もコロナウィルスの感染拡大状況から見ると、日本全国への自由な調査活動の再開は難しい事から、調査対象を絞り込み、ZOOM等を用いたオンラインでの面接調査への転換を図る。そして、直接面接に比べてオンライン面接では情報量が低下することから、同時並行で行ってきたアンケート調査についても、自由記述欄を新たに設定して、オンライン面接による調査内容の減少を補完したいと考えている。
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Causes of Carryover |
コロナウィルスの感染拡大を受けて、計画していた九州や四国での面接調査。また茅ヶ崎市立浜之郷小学校への訪問などを実施する事が出来ず、旅費が発生しなかった。また、面接調査が実施出来なかったため、謝金の執行も行わなかったため助成金の余剰がでた。 令和3年度も同様の状況が継続されることを予想し、zoom等を用いたオンラインでの面接調査実施の準備に入った。そのことによりZ00Mの契約料や謝金等で、使用していく予定である。
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