2021 Fiscal Year Research-status Report
若手養護教諭のレジリエンス向上を目指す研修プログラム開発
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19K02714
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Research Institution | Yokohama Soei University |
Principal Investigator |
阿部 眞理子 横浜創英大学, 看護学部, 教授 (30734165)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 若手養護教諭 / レジリエンス向上 / 研修プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
若手養護教諭のレジリエンス向上を目指す研修プログラムの開発を目指し、本年度は研修プログラム試案を作成、研究者ネットワークにより経験年数5年以内の若手養護教諭にむけて参加者を募集し、令和4年2月から3月に4回の研修会(レジリエンス向上を目指す若手養護教諭セミナー(YY-Cafe)を開催した。 研修は、1,レジリエンスを高めるまなび(からだ気づき)2,若手養護教諭が日頃の児童生徒対応で自信がもつための学び(フィジカルアセスメント、救急対応)3,心のケア及び、仲間力の醸成に向けた(YY- Cafe)という内容で実施した。参加者のアンケート等により、本研修の有効性が確認された。 また、セミナー後のアンケート調査及びセミナー開始前後に養護教諭レジリエンス尺度を使用した。本尺度については、前回の科研「養護教諭のメンタルヘルス支援モデルの構築ー養護教諭のレジリエンス尺度の開発-」にて作成した尺度を、地域、対象を変えて再調査を行い、信頼性および妥当性を検証し、研修会の効果測定に使用できる尺度であることを確認した。 現在は、試行の評価をもとに、レジリエンス向上を目指す若手養護教諭セミナー(YY-Cafe)第2回目を企画し、教育委員会や養護教諭の研究会等に案内し、広く参加者を募集する準備を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
若手養護教諭のレジリエンス向上に向けた研修会の試行を本年3月までに実施できたため、研修プログラム案の検討がスムーズに行われた。そのためプログラムの修正、改正版の作成が進み、第2回目の若手養護教諭のレジリエンス向上に向けた研修会の実施に向けた取り組みが可能になっている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、若手養護教諭のレジリエンス向上に向けた研修会プログラムを完成させ、継続的実施に向けた方策を検討していく。また、この成果をもとに、中堅養護教諭のメンタルヘルス支援としてのレジリエンス向上に向けた研修プログラムに取り組む予定である。 第2回研修会の参加者の募集に関しては、参加しやすい主に夏休み中での実施を計画しており、教育委員会等の協力を得ることにより参加しやすい体制を作る等の対策を立てている。
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Causes of Carryover |
若手養護教諭レジリエンス向上セミナー(YY-Cafe)の開催にかかる費用として、全日×6回、講師謝金 及び旅費(1名は遠方)及びセミナー開催関係諸費用(消耗品等)、本研究の報告書作成費用、研究者旅費として使用計画を立てている。
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