2020 Fiscal Year Research-status Report
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19K02772
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
永添 祥多 近畿大学, 産業理工学部, 教授 (90461483)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 伝統文化教育事例収集 / 沖縄県の伝統文化教育 / 京都府の伝統文化教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナウイルス蔓延により、十分な調査活動が実施できなかった。ただし、国立歴史民俗博物館と京都府教育委員会、沖縄県教育委員会、沖縄県立図書館への調査はかろうじて実施できた。国立歴史民俗博物館では歴史教育について調査活動を行った。京都府教育委員会では京都府立高等学校を対象とした伝統文化教育の実態と成果について調査を行った。沖縄県教育委員会では県内の小中学校、高等学校を対象とした伝統文化教育の実態と成果について調査を行った。沖縄県立図書館では、県内の伝統文化教育に係わる文献調査を行った。 国立歴史民俗博物館では歴史教育の観点から、日本各地の伝統文化としての歴史をどのように教育しているのかといった各地の事例収集を行った。京都府教育委員会では、京都府独自の高等学校伝統文化事業について、その推移や実践校、成果などについて調査を行った。沖縄県教育委員会では、沖縄県独自の舞踊などを中心とした伝統文化をどのように教育しているのかといった観点から、実施状況、実践校、成果などについて調査を行った。 以上のことから、日本各地、日本のことである京都府、独特の伝統文化を有する沖縄県において、特色ある伝統文化教育が展開されており、伝統文化教育は地域に根ざしたものが教育成果が高く、また、学校側も児童・生徒側も取り組みやすいものであることが解明された。特に、京都府と沖縄県の調査を実施したことは非常に研究成果をあげることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス蔓延による影響。
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Strategy for Future Research Activity |
環境的に厳しい状況が継続するが、可能な限り調査活動を行う予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス蔓延による研究調査が十分に実施できず、旅費が予定より少なかったため。
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