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2019 Fiscal Year Research-status Report

日韓の韓国語専攻・日本語専攻の学生が架け橋となるためのキャリア支援に関する研究

Research Project

Project/Area Number 19K02875
Research InstitutionFukuoka University

Principal Investigator

松崎 真日  福岡大学, 人文学部, 准教授 (30709621)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 磯野 英治  名古屋商科大学, 国際学部, 准教授 (50720083)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywords日本語専攻 / 韓国語専攻 / 就職活動 / 認識調査 / 専攻科目 / キャリア教育 / キャリア支援
Outline of Annual Research Achievements

研究初年度の令和元年度には、日本と韓国で調査を実施し、また調査結果の分析をおこなった。調査についてであるが、日本においては、韓国語を専攻する大学4年生を対象に、就職活動に関する認識を調べた。韓国においては、韓国の大学で日本語を専攻する卒業年次生を対象に、就職活動に関する認識調査を実施した。
二つの調査から、日本における韓国語専攻、韓国における日本語専攻の大学生の出口である就職と進路に関する大学4年生の認識を、ある程度把握することができた。この調査の結果は、特定の言語を専攻する学生たちのキャリア教育や支援を論じる基礎的な資料になるものといえる。また、本課題において来年度以降に実施する研究活動の基礎資料となる。
二つの調査のうち、日本の大学で韓国語を専攻する学生を対象とした調査結果からは、大学の専門科目が、就職や進路の検討に役立ったと考える学生が比較的少ないこと、韓国語を使用する就職・進路に対するイメージにおいては、一部の業界に偏りがみられることが把握できた。以上の調査結果は、大学における専攻教育の役割の一つとして、学生のキャリア教育およびキャリア支援があるという考え方に立つとき、現状の専攻教育の課題になりうることを示唆している。なお、日本の大学4年生を対象とした調査結果については、国際学会で報告をおこなった。
また、現在、韓国における調査結果の分析を進めており、令和2年度中に学会等で報告を行う計画である。
本年度は、日本と韓国における基礎調査から、特定の専攻語の学生たちの就職・進路に関する認識を把握できたことが成果であるといえる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初の予定通り、日本と韓国の両国で大学4年次生を対象とした基礎調査を実施し、また分析を進め、学会報告も行ったため。

Strategy for Future Research Activity

今後は、韓国語・日本語を専攻する学生のキャリア支援のためのビデオ教材作成に取り組む計画である。そのために、ビデオ教材の構成と内容について検討を行っていく。
また、今年度の調査結果の分析を進め、学会報告または論文の形で調査結果を公表したい。
なお、新型コロナ感染症の拡大に伴い、出張や対面での調査活動が制限される可能性がある。この制限により影響が及ぶこととしては、韓国語専攻・日本語専攻の卒業者で、日韓にかかわる仕事をしている社会人へのインタビュー調査があげられる。このインタビュー調査をもとにビデオ教材の作成を行う計画を立てているため、今後の対応については状況を見て判断していくこととする。

Causes of Carryover

次年度に制作予定のビデオ教材について、その制作費用が想定よりも多くかかることになったため、今年度分の予算を次年度に活用することとした。
また、韓国で行った基礎調査の分析結果を、国際学会で報告することとしたため、旅費の支出が当初の想定より少なかった。
繰り越し分は、次年度において、ビデオ教材の制作費用に充当する計画である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2019

All Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Presentation] 韓国語専攻の日本人学生の就職活動に関する認識 -日韓の専攻学生のキャリア支援の基礎調査-2019

    • Author(s)
      松崎真日・磯野英治・検校裕朗
    • Organizer
      韓国日語教育学会
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2021-01-27  

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