2023 Fiscal Year Annual Research Report
日韓の韓国語専攻・日本語専攻の学生が架け橋となるためのキャリア支援に関する研究
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19K02875
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
松崎 真日 福岡大学, 人文学部, 教授 (30709621)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯野 英治 名古屋商科大学, 国際学部, 教授 (50720083)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | キャリア支援 / ビデオ教材 / シナリオ / 外国語授業 / 外国語専攻 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究5年目の2023年度は、前年度までに制作したキャリア支援用ビデオ教材「映像で学ぶキャリア ー日韓の学生が専攻言語を生かすためにー」の活用に焦点を当てて、研究および発表を行った。今年度の研究の軸は大きく2つある。 1つ目はビデオ教材の幅広い活用を念頭においた資料の公開である。これについては学会発表を1件(「日韓の韓国語専攻・日本語専攻の学生のためのキャリア支援 -実態調査の実施とビデオ教材の開発-」、朝鮮語教育学会 第93回例会、2023年6月)、学術誌に掲載した報告論文を1篇(「ビデオ教材『映像で学ぶキャリア ー日韓の学生が専攻言語を生かすためにー』のシナリオの公開」、『日本語研究』第43号、pp1-15)発表した。学会発表では考えられる活用の方向性の幾つかを提示した。報告論文では、本ビデオ教材のシナリオを公開し、授業での活用に役立てることができるよう資料の提供を行った。 2つ目はビデオ教材を活用した授業実践の試みとその報告である。大学での授業においてビデオ教材を活用した実践を行い、学生へのアンケート結果を含め、その効果などについて分析を行った。分析結果については、国際学会(「ビデオ教材『映像で学ぶキャリア ー日韓の学生が専攻言語を生かすためにー』の活用」、韓国日語教育学会2023年度第44回国際学術大会)で口頭発表を行った。本口頭発表では、授業実践の第一歩として日本語教育の実践例を取り上げたが、その後の研究期間では韓国語教育を含むさらなる実践を進めることができた。 2023年度は本科研費の最終年度であったが、概ね当初予定していた研究を進めることができたと考えている。
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