2019 Fiscal Year Research-status Report
Research about the classroom for health-impairment children established by elementary and junior high schools
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19K02909
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
小畑 文也 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (20185664)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 病弱教育 / 特別支援学級 / 小中学校 / 連携 / 教育課程 / 保護者 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は、山梨県内で、小中学校に設置された「病弱・虚弱特別支援学級」の教員を対象に、講習・講演を行い、その都度に調査の意義と依頼を行った。年度末の2020年2月から3月で全数調査を行い、90% 38学級の回収を得た。 調査実施を3学期に設定したのは、多くの担任が、入れ替わり、継続することが少ないため、年度の終わりでないと、調査に対し十分な対応ができないと考えられたためである。折しも新コロナウィルス感染症の感染拡大期に当たっていたが、それへの対応も含め調査ができた。ただ、そのため19年度は科研のテーマに沿った学会発表や論文発表はなかった。 現在は内容の分析と確認を行っており、大枠では、他機関、保護者への連携がかなりの頻度で行われているものと、消極的な対応に終わっているものとに大別できたが、これらは、学級のロケーションによるところが大きいと思われた。ただし、どの学級でも在籍児の健康管理を第一としていた。 これらの結果は、中止ないしはWEB開催開催が多いものの、20年度より学会発表及び論文発表を開始する予定である。 2019年度に調べた、山梨県以外の小中学校に設置された「病弱・虚弱特別支援学級」は、2020年度はかなりの変化をしていると思われるが、20年度は関係団体の全国集会等がことごとく中止されており、19年度のデーターをもとに各都道府県、政令指定都市への電話調査を行い、その後各学級に対しての郵送調査、ないしは電話による調査を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
調査締め切りを3月1日にしたため、現在はテキストデーターの起こし、単純集計を終えた段階であり、テキストマイニングを用いた分析に取り掛かる段階である。
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Strategy for Future Research Activity |
全国病弱教育連盟、全国病弱教育特別支援学校校長会を通じて、調査を実施する予定であったが、Covid19の感染拡大に伴い、全国大会・地区大会ともに中止になっている。小中学校に設置された病弱虚弱特別支援学級の存在は、これら集会の時に確認されるので、本年は、各都道府県、政令指定都市の教育委員会、あるいは地域の基幹特別支援学校(病弱)への電話調査を実施する予定である。
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