2021 Fiscal Year Annual Research Report
特別支援用ブレンディドラーニングのアライメントダイアグラムと感性・実用品質分析
Project/Area Number |
19K02926
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
熊井 正之 東北大学, 教育学研究科, 教授 (60344644)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 陽介 白梅学園大学, 子ども学部, 准教授 (20712855)
中島 平 東北大学, 教育学研究科, 准教授 (30312614)
森 つくり 目白大学, 保健医療学部, 准教授 (30320493)
渡部 信一 東北大学, 教育学研究科, 教授 (50210969)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ブレンディドラーニング / 特別支援 / アライメントダイアグラム |
Outline of Annual Research Achievements |
特別支援用ブレンディドラーニングの時系列的利用体験(i.提供機能、ii.利用目的、iii.利用場所、iv.利用時間帯、v.利用状況(使用装置・設備、場面、環境)、vi.利用時の行動・言動、vii.利用時の感情・思考、viii.利用時のシステムとの相互作用、ix.利用前後の状況)と、感性的・実用的品質(i.有効性(利用者が目標を達成する際の正確さ・完全さの度合い)、ii.達成満足度(目標達成によって得られた利用者の満足度の度合い)、iii.確信度(意図どおりに機能するという利用者の確信の度合い)、iv.快適性(利用者が利用時の快適さに満足する度合い)、v.柔軟性(想定外の利用状況において有効性等を伴って使用できる度合い)、vi.状況適合性(想定される利用状況において有効性等を伴って使用できる度合い))の現状・課題、ダイアログ原則(i.タスク適合性、ii.自己記述性、iii.利用者期待合致性、iv.可制御性、v.個人化適合性)や利用時ワークロード(NASA-TLXスコア、タスク要求度、物理的条件)の現状・課題との関係分析を行った。また、利用者別アライメントダイアグラムを用いて、感性的・実用的品質の要因を分析した。さらに、研究の総括として、特別支援用ブレンディドラーニングの有効活用法の具体例を検討した。類似システムの利用体験がブレンディドラーニングシステムにおける利用者の期待の要因のひとつであること、利用者の期待への一致の問題は利用時ワークロードの要因であること、利用者の期待への一致の問題を達成満足度や快適性が補償することが示唆された。
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