2019 Fiscal Year Research-status Report
Community child-rearing peer-group-support for the children with developmental disabilities : A follow-up study up to adolescence
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19K02945
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Research Institution | Institute for Developmental Research Aichi Developmental Disability Center |
Principal Investigator |
幸 順子 愛知県医療療育総合センター発達障害研究所, 障害システム研究部, 客員研究者 (20250251)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 発達障害 / 青年期 / 地域育児支援 / ピア・グループサポート / 追跡研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、乳幼児期から青年期に至るまでの長期に渡る発達障害児の保護者によるピア・グループサポート実践への参加と支援を通して、社会に参入する10代後半から20代初めの青年期の発達障害児の子育て及び子どもの自立の課題と保護者支援のニーズを明らかにすることを第一の目的とした。次に、ピア・グループサポートの実践の場における対話を分析することを通して、ピア・グループサポートが発達障害児の各時期の親子関係や地域の保護者同士の関係にもたらす変化と支援者(保育士・臨床発達心理士他の専門家スタッフと先輩母親によるピア・サポートスタッフ)の役割を明らかにし、保護者主体の地域に根ざす相互育児支援実践を継続させるための条件を明らかにすることを目的とした。更に共生社会に必要な思想と態度を可能な限り具体的に示すことを目的とした。 基礎的研究として、保護者による地域育児支援(ピア・グループサポート)の意義や専門家(支援者)の役割についての見解を整理する一助として、当事者研究およびオープン・ダイアローグの理論と実践に関する文献研究を行った。 基礎的研究を基盤として、地域育児実践追跡研究を進めた。K市主催「子育て教室」(2003年より継続)と「子育て教室」参加者により立ち上げられた自主サークル(2010年より継続)における保護者のピア・グループサポート実践に追跡的に参加し支援するとともに、グループにおける対話を記録した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実践追跡研究に関して、コロナウイルスの影響により3月以降のピア・グループサポートを開催することができなくなったため。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度に引き続き、可能な限りK市主催「子育て教室」と自主サークルの実践に参加し、ピア・グループサポートの対話を記録することを試みる。グループの開催が不可能な場合は、これまでのピア・グループサポートにおけるメンバーとスタッフの対話の記録をもとに、オープン・ダイアローグの観点から対話の検討を試みる。
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Causes of Carryover |
主に集会等開催の中止および延期により、当初計画していた学会・研究会参加ができなくなり、旅費・その他の支出が減少した。次年度以降の学会・研修会参加費と会費および物品費等に充てる予定である。
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