2023 Fiscal Year Research-status Report
根拠に基づいた合理的配慮の提供プロセス-ICT九州モデル(仮称)の開発と普及-
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19K02955
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
佐藤 晋治 大分大学, 大学院教育学研究科, 教授 (90323237)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堺 裕 帝京大学, 公私立大学の部局等, 教授 (40439576)
阿部 敬信 九州産業大学, 人間科学部, 教授 (90580613)
後藤 みゆき 大分大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (50906906) [Withdrawn]
友成 洋 大分大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (10989065)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 「ICF関連図ワークシート」 / 簡潔かつ直感的な説明文 / 「活用のための説明スライドVer.2」 / 事例的検討 |
Outline of Annual Research Achievements |
2014~2015年度の大分県教育委員会「多様な学びの場充実事業」により「ICF大分モデル」が開発された。その中で,小中学校等で「合理的配慮」の提供を行うために,ICFの1,400項目の詳細項目から38項目を選択し『学校における合理的配慮の観点』毎に記載できる「ICF関連図ワークシート」が考案された。この「ICF大分モデル」を大分県内小学校等で実際に活用してもらい,日本LD学会第29,30回大会の自主シンポジウムにおいて,その成果と課題を明らかにした上で,令和5年度は,「ICF関連図ワークシート(簡潔かつ直感的な説明文Ver.)」と活用のための説明スライドVer.2を提案した(佐藤・阿部・後藤・堺,2023など)。そして,「ICF関連図ワークシート(簡潔かつ直感的な説明文Ver.)」および「活用のための説明スライドVer.2」の実用性に関する事例的検討を行い,改善を図った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
「ICF関連図ワークシート(簡潔かつ直感的な説明文Ver.)」および「活用のための説明スライドVer.2」の普及までは至っていないものの,この改善には事例的検討が必要であり,現在それを丁寧に実施しているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
「ICF関連図ワークシート(簡潔かつ直感的な説明文Ver.)」および「活用のための説明スライドVer.2」の改善に関する事例的な検討を進めるとともに,普及に関する方策を検討する。
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Causes of Carryover |
コロナ禍の影響等もあり協力校の選定に時間がかかり,学校現場における実用性の検討が予定通りに進まなかったため,旅費の支出が少なかった。令和6年度においては,学校現場における実用性の検討や対面での学会発表を予定しているため,それに充てることとなる。
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