2022 Fiscal Year Annual Research Report
聴覚障害者のためのモバイル端末文字通訳システムに関する研究
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19K02996
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| Research Institution | Tsukuba University of Technology |
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Principal Investigator |
若月 大輔 筑波技術大学, 産業技術学部, 教授 (50361887)
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| Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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| Keywords | 遠隔情報保障 / 聴覚障害 / 文字通訳 / モバイル端末 / ウェブアプリケーション / 音声認識 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、本研究で研究開発を重ねてきた、captiOnlineの利便性を高めるための検討と修正を行った。文字と画像を融合したハイブリッド字幕、ならびに連係入力時の衝突を回避する研究を進める予定であった。しかし、近年の音声認識の精度向上にともない、文字通訳の現場では音声認識結果を修正して表出する方法が増えてきた。文字通訳への音声認識の活用を優先し、captiOnlineの音声認識関連の機能やインタフェースの改修を中心に研究を進めた。さらに、音声認識を中心とした新たな文字通訳方法について検討を進めている。また、2021年度に新たに提案した、オンデマンド型の映像コンテンツに対する文字通訳について検討を重ね、字幕主体で映像を視聴できるシステム（captioNoveL）を実装した。同システムによる実験を通してその有効性を明らかにし、学会にて公表を行った。
本研究期間の全体にわたり、モバイル端末によるタイムライン形式での文字通訳と、従来の連係入力による文字通訳のウェブアプリケーション化、音声認識やハイブリッド字幕について研究開発を行った。前者は、ISeee TimeLineの一部として、後者は、captiOnlineとして、ウェブアプリケーション形式で実装し、聴覚障害のある方や、その支援者を中心に活用していただいている。特に、captiOnlineについては、2023年3月末において、340を超える様々な産学官の団体で利用していただけるまでに成長した。
また、これらの研究を進めてきた際に、オンデマンド形式の映像に対する文字通訳が不十分であることが明らかになり、研究期間の後半では字幕主体の映像視聴方法を追加のテーマとして研究を開始し、成果を公表した。本テーマは聴覚障害者の映像視聴をサポートする上で非常に重要であるため、継続して研究を進めていきたい。
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Research Products
(7 results)
