2019 Fiscal Year Research-status Report
Development of survey method for learners using manga method
Project/Area Number |
19K02997
|
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
吉川 厚 東京工業大学, 情報理工学院, 特定教授 (50444120)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
折田 明子 関東学院大学, 人間共生学部, 准教授 (20338239)
高橋 聡 関東学院大学, 理工学部, 講師 (80630897)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | マンガ / プロトコル分析 / プローブ |
Outline of Annual Research Achievements |
使用するマンガの選定は、対象者毎に異なるので、まず被験者交渉を行って、それに併せて現在保有しているマンガから選定を行った。そして、実態調査法の観点から、祖愛としてのマンガ、そして刺激としての発問(プローブ)、期待される実態(本音)の三項組をデザインし、調査を行った。 実施対象はオリンピック強化選手という貴重な対象も含め行った。その結果、選手の有名度合いに応じて、行為に関する意図の推定が一般論としてだけではなく、実際に過去に体験したあるいは選手同士で情報交換したことも踏まえて出てきた。これらを踏まえて、マンガに組み合わせる問いによるフォーカシングをどのように与えれば、より出やすくなるのかの実験を計画していたが、コロナの影響ですべて中止になった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
オリンピック強化選手を被験者に使えたことが大きく、多段階の社会的訓練度合いが異なるので、同じ刺激に対して、反応が異なること、しかも、体験などに基づいて出すことが出来たことは大きい。その後、どのような刺激(プローブ)とどの程度の経験かなど、設計上必要なデータを取るための研究デザインが途中までであるができたことが理由として挙げられる。
|
Strategy for Future Research Activity |
コロナの影響で、実験をしながら進める方法論がおそらく1年取れないと考えられるので、この対応を分担者を交えて協議中である。遠隔で1人作業になると、状況的に発話をすることが難しく(話す相手がいるからこそデータが取れる)、研究方法論を見直している最中である。
|
Causes of Carryover |
2月から実質、調査が行えなくなり、そこに見込んでいた旅費および、被験者により適合したマンガ教材開発が空いてしまったことが最も大きな変動要因である。次年度においては、上半期はとくに旅費の使用は見込めないが、今あるデータから次年度後半以降に使用するマンガ作成を行う。また、学会発表などは今後コロナの影響をみながら判断することになると考えるが、スポーツ関係の国際会議SMAANZ2020等を計画している。よって、昨年度の未使用分と今年度の使用分に関しては問題なく遂行できると考えている。
|
Research Products
(2 results)