2021 Fiscal Year Annual Research Report
エコシステムで構成するサイバー攻撃と防御演習システムCyExecの提案
Project/Area Number |
19K03006
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
慎 祥揆 東海大学, 情報理工学部, 特任准教授 (60615540)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀬戸 洋一 東京都立産業技術大学院大学, 産業技術研究科, 教授 (50417036) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 情報セキュリティ / サイバーセキュリティ / 演習システム / cyber range / eラーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度科研費により得られた成果は、以下の通りである。 提案したCyExec(Cyber security Exercise system:サイバーセキュリティ演習システム)を用いたサイバー攻撃と防御に関する研究成果として、2020年度まで行った研究成果と開発したシステムを基にした新たな応用方案として、データ分析によるセキュリティ教育の可能性を検討を行った。2020年度まで開発したシステムではホストの外部からコンテナのアクセスができるようになり、コンテナが外部への攻撃や、逆に外部からコンテナへの不正操作が可能になり、よりリアルな演習が可能となる基盤が作成できたので、様々の内容のセキュリティ教育コンテンツを試し、その動作の確認を行った。 他に、2021年度に行った実験では、最近課題になっているサイバーセキュリティ分野でのデータ分析を用いたセキュリティ分析手法と対策教育分野の可能性を試した。実際のデータやリアルタイムでの攻撃に対する実験は困難であったため、ダミーデータを使用し、学生から攻撃パターンを分析できるプログラムを開発する内容の教育実験を行った。簡単なデータを利用したデータ分析によるセキュア演習は可能であることは確認できたので、セキュリティのAI分野の応用としてディープラーニングを用いたデータ分析を行う応用カリキュラムの内容を提案して学習実験を行った。 実際のセキュリティ分野のデータを用いた分析は難しかったので、提案カリキュラムで行った学習成果をベースに、手に入りやすいCOVID-16と人口移動データのデート用いて、学生自らデータ分析手法を提案させて、本提案カリキュラムを履修した生徒が十分な研究成果を出せることが可能であることを確認した。生徒が行った実験結果は国際学会で2件投稿できた。
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Research Products
(2 results)