2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Pedagogy and Learning Materials for Improving Health Literacy of Senior Citizen
Project/Area Number |
19K03012
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Research Institution | The Open University of Japan |
Principal Investigator |
三輪 眞木子 放送大学, 教養学部, 特任教授 (90333541)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 高齢者 / ヘルスリテラシー教育 / デジタルデバイド / 教育モデル / 健康寿命 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度~2020年度に医療関係者のインタビュー調査を実施し、ヘルスリテラシーレベルの高い高齢者はインターネットで健康医療情報の検索をすることを把握した。この結果に基づき、2020年度に65歳以上の高齢者のアンケート調査を実施し、伝統的・批判的ヘルスリテラシー尺度(CCHL尺度)による回答者のヘルスリテラシーレベルを測定した結果、インターネットで健康医療情報の検索する回答者はそうでない回答者よりヘルスリテラシーレベルが有意に高いことを把握した。2022年度から2023年度には、教材「健康に老いる秘訣:ヘルスリテラシーを高めて健康寿命をのばそう」を制作し、2022年6月30日~7月6日に放送大学のライブWeb授業「ヘルスリテラシーと健康寿命」(8コマ;計12.3時間)で形成的評価を実施した。授業開始直前と直後にCCHL尺度による受講者のヘルスリテラシーレベルを測定し,各回の前後に学習目標達成度を受講者に記入させて学習目標の達成度を測定した。受講者のヘルスリテラシーレベルは全項目で授業前より授業後が高く,教材が受講者のヘルスリテラシーレベルの向上に効果があることが示された。授業終了後に受講者に教材評価レポートを提出させ,レポートの内容分析に基づき教材の改訂を行った。改訂した教材を医療関係者インタビュー調査の協力者と、2020年度に実施した高齢者アンケート調査の回答者に送付した。
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