2019 Fiscal Year Research-status Report
視覚障害児童の外国語活動のための二次元コード利用による教材開発研究
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19K03099
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Research Institution | Yonezawa women's junior college |
Principal Investigator |
北山 長貴 山形県立米沢女子短期大学, その他部局等, 教授 (00214825)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 教育工学 / 特別支援教育 / 小学校外国語活動 |
Outline of Annual Research Achievements |
新学習指導要領においては外国語教育の充実が求められ、小学校中学年で「外国語活動」、高学年で「外国語科」が2020年度より導入された。2018年度以降、中学年は新学習指導要領に対応した小学校外国語活動教材『Let's Try! 1, 2』を使用している。高学年で使用されていた『We Can! 1, 2』は2020年度より各出版社が出版した「教科書」を使用している。 また、特別支援学校の小学部においては新学習指導要領で、一人一人に応じた指導の充実が求められ、コンピュータ等の情報機器の活用等について規定されている。特に視覚障害児童には音声教材の整備充実が求められている。本研究は、これまでの二次元コードと触図を活用した学習プログラムの研究成果を応用し、小学校3,4年生用『Let's Try! 1, 2』に対応した新コンテンツの学習指導モデルを構築することにある。 本研究の学術的背景として、障害者基本法では、障害者の教育に関し適切な教材の提供の促進が求められている。特別支援教育については、「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進」のため、その環境整備の一つとして「教材の確保」が挙げられているところである。また、差別解消法においては、障害のある児童生徒が十分教育を受けられるようにするための合理的配慮の充実を図る上でも、教材の工夫が求められている。そのために一人一人のニーズに応じた教材を活用した教育が必要である。 本調査・研究として、2019年度は3年生用の副教材『Let's Try! 1』の語彙・表現(文・句)の分析調査を行い、「「小学校外国語活動」の語彙と表現:『Let's Try 1』の分析」(山形県立米沢女子短期大学『生活文化研究所報告』(第47号、2020年3月)に発表。テキストの内容調査に基づく音声ペン対応の副教材『Let's Try English! 1』の作成をした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2019年度の本研究は予定の通り、3年生用のテキストの調査論文の執筆と音声ペン対応の副教材の作成した。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度は海外視察を計画していたがCOVID-19の感染拡大のため米国への渡航が現在のところ不可能である。今後の入国管理の情報に注視し米国渡航を検討する。今年度不可能な場合は来年度に変更もありえる。 また、今年度は計画通り、小学校4年生用の教材の分析を行い論文を執筆する。また、分析結果を活用し小学校4年生用の音声ペン対応の副教材を作成する。
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Causes of Carryover |
2020年3月に予定していた京都での学会がCOVID-19のために中止となり、その学会出張費が執行されなかった。来年度の学会出張費として請求する。
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Research Products
(2 results)