2020 Fiscal Year Research-status Report
Development of educational program for advanced IoT engineers
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19K03103
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Research Institution | International College of Technology, Kanazawa |
Principal Investigator |
南出 章幸 国際高等専門学校, 電気電子工学科, 教授 (20259849)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | プログラミング教育 / 小学生 / シールプログラミング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は次世代の高度な IoT 技術者育成のための教育プログラムの開発を目的とする。日本においてIT人材が不足しており、技術者の育成が急務である。多様化、高度化する IoT 機器を適切に利用できる次世代の IoT 技術者育成のための教育プログラムを開発するためにアジア地域から高い評価を得ている日本発の高専教育に、理数系に対する教育の見直しとして国際的にも推進されているSTEM教育を統合した教育プログラムを開発し、物理・数学・工学を融合できる次世代の高度な IoT 技術者育成を目指す。昨年度の研究において中学生のITスキルが全体的に不足しており、その原因は小学校でのプログラミング教育に問題があることを明らかにした。そのため、このままでは効果的な教育を中学校に導入できないと考え、小学校のプログラミング教育を含めて教育プログラムを再検討することにした。 小学校の低学年でのプログラミング教育に利用できるシールとスキャナを使用する新しいプログラミング教材を試作し、小学校での実証実験を行った。新型コロナウイルス感染症蔓延のため、実施が難しかったがオンライン授業にて大学生が講師となり小学校で実際に授業を行った。石川県白山市全19校、野々市市全5校の小学3年生約1,600人に対してオンライン授業を実施した。小学生児童および小学校教諭に対するアンケート結果から、本研究で提案したシールプログラミングの有効性が確認できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症蔓延のため、小学校で予定していたプログラミング教育実施に遅れが生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで小学校でのプログラミング教育をオンラインで行う手法を確立できた。感染症蔓延の影響のため、当初予定していた物理実験などの小学校高学年や中学校での実施が困難であるため、オンライン授業で実施できる内容に変更し、研究を進める。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症流行のため、予定していた出張に行くことができなかった。今後も出張が難しいと考えられるため、オンラインで対応できるように設備を導入する予定である。
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