2022 Fiscal Year Annual Research Report
Study for handling of genome editing technique and national literacy improvement
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19K03143
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
足立 香織 鳥取大学, 研究推進機構, 准教授 (50609237)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
難波 栄二 鳥取大学, 研究推進機構, 特任教授 (40237631)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ゲノム編集技術 / 遺伝子組換え / 社会受容 / アンケート調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、ゲノム編集技術の社会受容に関して現状と課題を明確化し、さらに経時的変化についても検討するため、2018年に実施した「遺伝子組換えおよびゲノム編集に関する意識調査」と同じ内容の意識調査を2022年にも実施し、分析・検討を行った。WEBアンケートの調査対象者は20代・30代・40代・50代・60歳以上の男女 計2,000名とし、マクロミル社へ委託して実施した。調査項目は2018年と同様、「遺伝子組換え」と「ゲノム編集」に関する知識や情報源、「安全性」および「有用性」に関しての意識、「遺伝子組換え技術」「ゲノム編集技術」への期待度と内容、などを設定した。 「遺伝子組換え技術」については7割以上が何らかの情報を得ていたが、2018年に比べて2022年は「情報を得たことがない」と回答した割合が増加していた。「ゲノム編集技術」については6割弱が情報を得ており、経時的変化は無かった。女性よりも男性の方が関心が高く、また、年代が上がるほど関心が高い、との傾向も変化は無かった。 科学技術の「安全性」と「有用性」に関する印象を問うため、「品種改良」「遺伝子組換え技術」「ゲノム編集」「遺伝子治療」「原子力発電技術」の5項目を設定して調査したところ、2018年に比べて2022年は「安全な印象を持つ」割合が5項目とも増加していた。また、「遺伝子組換え/ゲノム編集で作製した食品を食べても良い」と回答した割合も増加していた。これらの分析結果については、論文で公表する準備を進めている。
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Research Products
(1 results)