2020 Fiscal Year Research-status Report
プロジェクト活動への活動意識を深め成果物と過程の質向上を目指す手法の体系化
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19K03176
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
篠田 昌久 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (60758514)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西岡 圭太 金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (10748734)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | プロジェクト活動 / プロジェクトマネジメント / 社会人基礎力 / 学士力 |
Outline of Annual Research Achievements |
教育現場で展開されるプロジェクト活動において、プロジェクト活動への活動意識を深め、成果物とプロジェクト推進過程の質向上を目指す手法の体系化、さらにはその成果物と推進過程を含めた活動全体の質的向上を図る手法の構築を目指した研究を進めている。 2020年度は新型コロナウイルス感染拡大に伴う、学生のキャンパス立ち入り禁止期間が年度中の約7割にも及び、また同様に研究の対象であるプロジェクト活動もキャンパス内での活動が大幅に制限された。学生の自宅などでのプロジェクト活動への制限は無かったものの、オンライン授業への対応に追われる状況となり、実質の活動時間数はほとんど取れずに終わった。この事情は教員側も同様であり、研究自体はほとんど進展を見なかった。 成果物としては、昨年度からの継続として、プロジェクト活動に臨む学生の意識面での高揚を図るため、大学卒業時点で習得すべき能力として、経済産業省が提唱する「社会人基礎力」を導入した効果について、“Study to Apply Project Management and Fundamental Competencies for Improvement of Project Activities in University”のタイトルで報告書をまとめ、スペインでの国際学会(2020年6月)での講演、およびInternational Journal of Learning and Teaching誌において原著論文を発行した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染拡大に伴う、学生のキャンパス立ち入り禁止期間が年度中の約7割にも及び、また同様に研究の対象であるプロジェクト活動もキャンパス内での活動が大幅に制限された。学生の自宅などでのプロジェクト活動への制限は無かったものの、オンライン授業への対応に追われる状況となり、実質の活動時間数はほとんど取れずに終わった。この事情は教員側も同様であり、研究自体はほとんど進展を見なかった。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度も、隔週で学生のキャンパス立ち入り禁止期間措置が取られているが、自宅などでの活動を促し、キャンパスとは異なる環境(自宅)での活動の質についても知見が得られるような研究方針として進める所存である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、学生のプロジェクト活動時間が大幅に削減され、活動に必要な物品購入が行えなかった。 さらに、予算の使途として比率の高い海外出張および国際会議への参加と講演が同様に制限された。 物品費については消化に努めたいが、旅費分については、感染終息状況に依存するため、現時点で不透明である。
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Research Products
(2 results)