2022 Fiscal Year Annual Research Report
プロジェクト活動への活動意識を深め成果物と過程の質向上を目指す手法の体系化
Project/Area Number |
19K03176
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
篠田 昌久 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (60758514)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西岡 圭太 金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (10748734)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | プロジェクト活動 / プロジェクトマネジメント / プロジェクトマネジメント体系 / 社会人基礎力 |
Outline of Annual Research Achievements |
教育現場で展開されるプロジェクト活動において、活動意識を深め、成果物とプロジェクト推進過程の両方の質的向上を目指す手法の体系化と構築を目指す研究を進めてきた。 コロナ禍が継続していた中、2022年度は全面的に対面での活動が実施できた。しかしながら、前年度の2021年度にコロナ感染拡大に伴う学生のキャンパス立入制限期間が一時的に発生したこともあって、研究対象とした学生のプロジェクトが経年的に活動できない状況が生じた。また2022年度にプロジェクト活動に参加した1年生は4名のみに留まった。それぞれの学生は1年間を通じて個々のプロジェクトテーマを推進できたものの、活動に必要な専門知識やもの作りに関わる情報共有といったグループワークに関わる活動については活発といえるレベルには到達できなかった部分が残った。 このようなプロジェクト活動の状況下で、教員が進める研究の進捗にも影響が生じたほか、研究代表者の体調不良問題が発生し、研究期間を1年間延長した経緯もあるが、計4年間の成果は以下となった。 まず、企業で活用されている「プロジェクトマネジメント体系:PMBOK」を学生版として取捨選択した体系(これは2016年度からの基盤C:16K01039による研究成果)を学生のプロジェクト活動に適用すると同時に、プロジェクト活動を行う学生の意識面での高揚を図るため、大学卒業時点で習得すべき能力として、経済産業省が提唱する「社会人基礎力」を導入した効果を検証できた。 研究期間を通じたこれらの成果について、査読論文:4件、プロシーディングス:1件、国際学会発表:3件、国内学会発表:2件、を公表できた。
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Research Products
(1 results)