2022 Fiscal Year Research-status Report
人生後半における過去・未来エピソードの機能と時間的展望の個人差
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19K03240
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Research Institution | Kyorin University |
Principal Investigator |
下島 裕美 杏林大学, 保健学部, 教授 (20306666)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 自伝的記憶 / 時間的展望 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は過去・現在・未来エピソードの想起がアイデンティティに与える影響について検討するために,50代前半の男性400名を対象にWeb調査を実施した。はじめに想起するエピソードとして①過去エピソード・現在エピソード・未来エピソード(未来は3条件)の5条件を設定し,次に②自伝的記憶の想起と記憶特性の回答,③未来エピソードの想起と記憶特性の回答,④ZTPI日本語版,⑤時間的展望尺度,⑥自尊感情尺度,⑦人生満足度尺度への回答を求めた。①の前と③の後にアイデンティティ尺度(下山, 1992)への回答を求め,①の5条件への回答前後におけるアイデンティティの変化を検討した。2023年度に分析を終了する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍により調査の実施が全体的に遅れた結果,分析が終了していない。
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Strategy for Future Research Activity |
予定していた調査は終了したため,2023年度は分析と成果発表を予定している。
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Causes of Carryover |
調査実施が遅れたため使用していなかった学会発表・論文執筆の費用を2023年度に使用する予定である。
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