2022 Fiscal Year Research-status Report
児童期における関係特性的な「怒り」・「悲しみ」理解と調整の発達
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19K03258
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Research Institution | Shiraume Gakuen University |
Principal Investigator |
江上 園子 白梅学園大学, 子ども学部, 准教授 (10451452)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三浦 優生 愛媛大学, 教育・学生支援機構, 准教授 (40612320)
久津木 文 神戸松蔭女子学院大学, 人間科学部, 教授 (90581231)
冨田 享子 (神井享子) 愛媛大学, 教育学部, 講師 (70908920)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 児童期 / 怒り / 悲しみ / 関係特性 |
Outline of Annual Research Achievements |
当初の研究計画は、「怒り」と「悲しみ」の関係特性的な感情理解と感情調整について、2年生の開始時期から1年に一回のデータ収集を行い、それを5年生のときまで継続するというものであった。しかしながら、協力児童が3年生・4年生の時期にコロナ禍の状況下で対面での実験データ収集が困難となった。そのため、今年度は2年生のとき以来、5年生になった児童へのデータ収集となった。データ収集は東京と愛媛で合わせて30名弱の収集ができた。今後、分析を行い結果をまとめていく次第である。 その他、学会時にプロジェクトメンバーで打ち合わせを行い、当該年度以降の研究のアウトラインを確認することができた。2023年度は、小学3年生の新たなコホートを対象に、オンラインでの実験を行う予定である。協力児童については、2024年度にも引き続きデータを収集する計画を立てている。 さらに、当該年度は学会発表のみならず、本プロジェクトにかかわる論文を執筆することができ、それが査読付き雑誌にアクセプトされたことも研究の成果として挙げられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究機関初年度にデータ収集した2年生が5年生となり、追跡データ収集を30名程度に行うことができた。加えて、予備実験のデータの一部を論文としてまとめて学内紀要に投稿し、査読を受けたのち、採択された。
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Strategy for Future Research Activity |
2年生のときと5年生のときのデータ収集は行えたが、3年生のときと4年生のときのデータ収集がコロナ禍によって行えなかった。そのため、3年生から4年生までの縦断的なデータ収集を別コホートで行うこととする。現在のところ、感染の状況や場所を問わずに実施できる遠隔でのデータを収集を行う予定でいる。
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Causes of Carryover |
もともと、80名程度のデータ収集を予定していたが、初年度に想定していた人数について新型コロナの影響を受け募集活動が認められなかったことにより、少ない協力者しか得られなかった。それでも協力を得られた40名程度の参加者についてデータを収集したが、コロナ禍の状況が悪化し、縦断データの2回目・3回目の収集を見送らざるを得なかった。そのため、協力者への謝礼金額に当初との大幅な齟齬が出た。 加えて、国内外の学会発表を計画していたが、渡航禁止などによりオンライン以外の学会参加がキャンセルとなった点も当初との大きな相違点である。 2023年度は、新たなコホートへのデータ収集を計画しているうえに学会も対面での状況が戻りつつあることから、謝礼費と旅費、データ管理の物品費などで支出が見込める。
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