2020 Fiscal Year Research-status Report
「望む未来のビジョン」が主観的ウェルビーングと抑うつに与える影響の検討
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19K03327
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Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
伊藤 拓 明治学院大学, 心理学部, 教授 (20412306)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 未来 / 思考 / 主観的ウェルビーング / 抑うつ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、「望む未来のビジョン」(対象者が望む未来とそこへ向けてのステップをイメージさせ、書き出させる活動)が主観的ウェルビーングの向上、抑うつの減少に与える影響とその要因を明らかにすることである。本研究の対象は、大学生である。今年度は、新型コロナウィルス感染症の感染拡大への対応として、所属大学が入構禁止になったこと、入構禁止が解除された後も、オンライン授業が多く行われ、大学内で授業を受ける大学生が少なかったこと、2回目の緊急事態宣言が発出されたことなどによって、研究を開始することができなかった。なお、本年度は、新型コロナウィルス感染症の感染予防をしつつ研究を行うために、実験室での説明や同意書への署名の獲得などの一連の手続きをZoomを用いて行うための方法を策定し、必要な備品を整備し、リサーチアシスタントへの研修を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究の対象者は大学生であり、研究を実施する場所は大学の実験室が中心となる。本年度は、新型コロナウィルス感染拡大により、所属大学が4月から9月まで入構禁止になったこと、入構禁止が解除された後も、オンライン授業が多く行われ、大学内で授業を受ける大学生が少なかったこと、12月に2回目の緊急事態宣言が発出されたことなどによって、大学生を対象に、大学の実験室を用いて研究を開始することが困難であったため、研究を開始できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルス感染症の感染予防をしつつ研究を行うために、実験室での説明や同意書への署名の獲得などの一連の手続きをZoomを用いて行うための方法を策定し、そのための機器も購入した。2021年度は、研究を開始したいと考えている。なお、研究機関の延長を申請したいと考えている。
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Causes of Carryover |
2020年度は、新型コロナウィルス感染症の感染拡大の影響を受け、研究を開始することができなかったからである。
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