2021 Fiscal Year Research-status Report
「望む未来のビジョン」が主観的ウェルビーングと抑うつに与える影響の検討
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19K03327
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Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
伊藤 拓 明治学院大学, 心理学部, 教授 (20412306)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 未来 / 思考 / 主観的ウェルビーング / 抑うつ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、「望む未来のビジョン」(対象者が望む未来とそこへ向けてのステップをイメージさせ、書き出させる活動)が主観的ウェルビーングの向上、 抑うつの減少に与える影響とその要因を明らかにすることである。本研究の対象は、大学生である。昨年度に引き続き、本年度も、新型コロナウィルス感染症の感染拡大への対応と して、オンライン授業が多く行われ、大学内で授業を受ける大学生が少なかったこと、加えて、研究実施場所として使用予定であった、大学の実験室に使用制限が設けられたため、研究を開始できなかった。そのため、本学健康支援センターの協力を得て、実験室の換気設備の確認などを行い、感染防止対策を万全にするための方策を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究の対象者は大学生であり、研究を実施する場所は大学の実験室が中心となる。本年度は、新型コロナウィルス感染拡大により、オンライン授業が多く行われ、大学内で授業を受ける大学生が少なかった。加えて、研究実施場所として使用予定であった実験室に使用制限が求められ、想定していた実験の実施が困難になったため、研究を開始できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルス感染症の感染予防をしつつ研究を行うために、実験室での説明や同意書への署名の獲得などの一連の手続きをZoomを用いて行うための方法を策定した。2022年度の研究開始へ向け、リサーチアシスタントを対象として、Zoomを用いた実験実施の方法の研修を行っている。また、大学の健康支援センターの協力を得て、実験室の換気機能を確認し、その上で、万全の感染防止対策を策定した。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染症拡大のために研究期間を延長したため。
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