2021 Fiscal Year Research-status Report
慢性うつ病に対する低用量マインドフルネス認知療法の効果検証
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19K03330
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Research Institution | Nagoya Keizai University |
Principal Investigator |
家接 哲次 名古屋経済大学, 人間生活科学部教育保育学科, 教授 (20352867)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 範雄 京都大学, 医学研究科, 客員研究員 (20464563)
近藤 真前 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (30625223)
小川 成 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (90571688)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | マインドフルネス / マインドフルネス認知療法 / 慢性うつ |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでに健常者を対象にしてMBCT-ld(6セッション、各90分)の実行可能性の検証を終え、臨床群(慢性うつ病患者)に対しての倫理審査委員会の承認は既に得ている。しかしながら、新型コロナウイルスが蔓延し、実施できない状態が続いている。その代わり、1)オックスフォードマインドフルネスセンターの研修に参加し、マインドフルネス認知療法に関する最新情報を取得した。2)Mindfulness Networkのスタッフからスーパービジョンを定期的に受け、MBCTの指導スキルを磨いた。3)専門家対象にMBCTを指導し(オンライン)、指導力の向上を目指した。4)MBCT-ld介入マニュアルの精緻化を図った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
MBCT-ldはグループ療法(参加人数約14名)である。現在、新型コロナウイルス蔓延しており、一か所に参加者(慢性うつ病患者)を集めるのは感染リスクを高める。参加者の安全を最優先に考えると、研究を強行できない状態が続いていた。そのため、研究計画の延長をした。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナウイルスの蔓延が落ち着き、被調査者の安全に問題ないと判断できた段階で、介入および調査を再開する予定である。現在、実施予定施設と再会の機会を探っている。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス蔓延のため研究が実質的に滞ってしまい、物品購入や旅費(学会・研修参加)への支出もほとんどなかった。新型コロナウイルス感染状況が収束して研究再開ができるのを待ちつつも、海外の研修(オンライン)などに積極的に参加し、MBCTに関する最新情報を取得していく予定である。
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Research Products
(2 results)