2020 Fiscal Year Research-status Report
Optimization of cognitive behavioral therapy for elderly adults with insomnia
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19K03348
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Research Institution | Tokyo Kasei University |
Principal Investigator |
岡島 義 東京家政大学, 人文学部, 准教授 (50509867)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北畠 義典 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (00450750)
駒田 陽子 明治薬科大学, 薬学部, 准教授 (40451380)
有竹 清夏 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (50415577)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 不眠症 / 睡眠負債 / 高齢者 / 運動 / 認知行動療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,本研究を十分に検討するために,不眠症状尺度であるAthens Insomnia Scale(AIS)の重症評定値の設定(Okajima et al: International Journal of Environmental Research and Public Health,2020;17:8789),および睡眠負債指標(Sleep Debt Index: SDI)の作成とその有用性(Okajima et al: International Journal of Environmental Research and Public Health, 2021;18: 2908)を行った。 その結果,AISによって不眠なし(0-5),軽症(6-9),中等症(10-15),重症(16-24)の重症度評価が可能となった。また,SDI得点が高いほど,抑うつ症状,日中の眠気,生産性が悪化することが明らかとなった。 さらに,対面での認知行動療法の実施ができない場合,情報通信技術を活用した認知行動療法が有用であると考えられたため,不眠の認知行動療法アプリを作成し,その効果を検証したところ,不眠症状および生産性の改善に有用であることが明らかとなった(Okajima et al: JAMA Network Open, 2020;3:e202775)。 それぞれの有用性を明らかにした上で,3000人を対象に睡眠,運動,食事に関するweb調査を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ感染症による緊急事態宣言などの影響で,調査の実施およびデータ解析に若干の遅れが出ている。
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Strategy for Future Research Activity |
2回目のweb調査を実施し,高齢者の不眠に影響を及ぼす要因についてあきらかにしていく。
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Causes of Carryover |
コロナ感染症の影響で当該年度に実施予定だった調査が実施できなかったため。令和3年度に,追加のウェブ調査に係る費用として計上する。
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Research Products
(16 results)