2022 Fiscal Year Research-status Report
Optimization of cognitive behavioral therapy for elderly adults with insomnia
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19K03348
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Research Institution | Tokyo Kasei University |
Principal Investigator |
岡島 義 東京家政大学, 人文学部, 准教授 (50509867)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北畠 義典 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (00450750)
駒田 陽子 明治薬科大学, 薬学部, 准教授 (40451380)
有竹 清夏 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (50415577)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 不眠 / 認知行動療法 / 不安 / うつ |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,不眠のフェノタイプの発症と慢性化を予測する要因を検討するためのコホート研究を実施し,年齢要因が各フェノタイプの発症・維持に関与することを明らかとした(岡島 義ほか.不眠フェノタイプの発症と慢性化を予測する要因の検討:コホート調査 日本睡眠学会第47回定期学術集会発表,2022;尾棹万純・岡島 義ほか.不眠症の発生および重症化の要因に関する不眠症状のフェノタイプに基づいた検討:横断調査による検討 日本睡眠学会第47回定期学術集会発表,2022)。 また,高齢者の睡眠特徴とそれに合わせた介入方法の実践についてまとめた(岡島義.睡眠の科学と実践:科学的知見を社会に活かす 日本在宅ケア学会誌,26(2),36-40,2023). 20歳以上の成人3000人を対象に睡眠,運動,食事に関するweb調査を実施し,素解析を実施した。その結果,65歳以上の高齢者は65歳未満の者と比較して,眠気や疲労感,不眠重症度などの得点が低く,早寝早起き傾向が早まることが明らかとなった。特に,慢性不眠障害に該当する者のうち,65歳以上の者は,65歳未満の者と比べて日中の疲労感の訴えが少ないことが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ感染症による活動制限などの影響で,調査の実施およびデータ解析に若干の遅れが出ているものの,解析は十分に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
web調査を実施し,高齢者の不眠に影響を及ぼす認知行動的要因について明らかにしていく。
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Causes of Carryover |
実施したweb調査の解析に時間がかかり,論文投稿までに至らなかった。次年度は,解析結果をまとめ,海外雑誌への投稿にかかる英文校閲費や,論文掲載料として計上する。
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Research Products
(29 results)