2020 Fiscal Year Research-status Report
A Proposal of Parking Guidance to Minimize Parking Time and Walking Time in Large Parking Facility
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19K04393
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Research Institution | Shiga University |
Principal Investigator |
川井 明 (孫為華) 滋賀大学, データサイエンス学部, 准教授 (40517520)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 駐車場ナビゲーション / 交通量負荷分散 |
Outline of Annual Research Achievements |
商業施設の大型駐車場でよく渋滞が起きる。その渋滞により、燃料や時間の損失以上に、来場者は気分が害され、購買意欲が減退し、店舗にとって機会損失になる。来場者に空満情報を提示しても、店舗入り口に近い場所に駐車したい者が多いため、人気エリアでの渋滞は回避しにくい。 本研究では、来場者の駐車所要時間及び歩行時間を含むトータル時間が最短となる駐車経路を案内するシステムを提案する。施設のサーバは来場者が入場の際に(またはその前の段階から)、トータル時間が最短になる経路を案内する。サーバ側で場内の通路と駐車ゾーンの負荷を分散できる経路をリアルタイムに算出する。これらの経路に複数の駐車ゾーンが含まれており、かつ渋滞と思われるエリアを回避したものであり、これに従えば最も来場者の時間が節約される。 前年度(2019、初年度)では、歩行時間と予測精度の改良に関する立案を行い、2020年度ではゾーンカスケード化とヒューリスティック解法の開発に取り組んだ。概ね予定スケジュールに沿って実施している。ただし、コロナのパンデミックにより、多少実施計画に影響が発生した。 大学業務等で大きな負担が発生したため、時間配分の観点で本研究の実施スケジュールに影響を及ぼし、途中成果の論文作成・投稿が予定よりやや遅れ、次年度(2021)にずれこむことである。研究の進捗自体は予定通りに捗っている。 2021年度は、予定通りのアプリ・サーバープログラムの開発と小規模な実機実験を行う予定である。ただし、コロナの影響で共同研究の学生とのコミュニケーションコストが上昇することが予測される。全体のスケジュールに支障が出ないようように工夫すると考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナのパンデミックにより、多少実施計画に影響が発生した。 大学業務等で大きな負担が発生したため、時間配分の観点で本研究の実施スケジュールに影響を及ぼし、途中成果の論文作成・投稿が予定よりやや遅れ、次年度(2021)にずれこむことである。研究の進捗自体は予定通りに捗っている。
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Strategy for Future Research Activity |
1、2年度の研究成果は概ね順調に実施できたため、3年目では計画通りにアプリ・サーバの実装と小規模な実機実験を行う予定である。ただし、コロナの影響で共同研究の学生とのコミュニケーションコストが上昇することが予測される。全体のスケジュールに支障が出ないようように工夫すると考えている。
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Causes of Carryover |
コロナの影響で2020年度の研究会・学会は全部オンラインで実施されるようになり、旅費の支出がなくなったため、次年度使用額が生じた。
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Remarks |
2020年度に行った研究成果の一部を社会に対して発信した結果、読売新聞、産経新聞に取り上げられた。
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Research Products
(3 results)