2019 Fiscal Year Research-status Report
生態系復元モデルの構築:屋久島をモデルとした国内外来種の水圏生態系への影響の解明
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19K04683
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Research Institution | Research and Development Center, Nippon Koei Co., Ltd. |
Principal Investigator |
林 亮太 日本工営株式会社中央研究所, 先端研究開発センター, 研究員 (60761848)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 環境DNA / 屋久島 / 国内外来種 / 水生昆虫 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成31年度は、鹿児島県屋久島における環境DNA採水地点の決定のため、5月、9月、12月の3回の予備調査を行った。2回目以降の調査では、従来のシリンジによる手作業のろ過でなく、モバイルポンプを用いたろ過を行い、よりコンタミリスクの少ない調査プロトコルを確立できた。また、各採水地点での水生昆虫採集も行った。 環境DNA解析については着手できていないものの、水生昆虫の分布調査については既にアメンボ類、ヒメドロムシ類を対象とした成果が出ている。今後は他の分類群についても同定を進め、在来生態系の残る河川と国内外来種が侵入した河川とで、より詳細な生物相の比較を行っていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通りの調査を実施することができている。
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Strategy for Future Research Activity |
採水した予備調査サンプルの解析を行い、次年度以降の調査地点を絞っていく。
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