2023 Fiscal Year Annual Research Report
複雑な形状である放熱器を用いた冷暖房設備の設計手法に関する研究
Project/Area Number |
19K04732
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Research Institution | University of Niigata Prefecture |
Principal Investigator |
坂口 淳 新潟県立大学, 国際経済学部, 教授 (90300079)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 放熱器 / 対流熱伝達 / 放射熱伝達 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は天井放射パネルと床置き放熱器を対象に、実験、実測、コンピュータシミュレーションにより複雑形状の放熱器の放熱特性について詳細に解明する。さらに住宅やオフィス空間などの建物空間を対象に、放熱器を用いて冷暖房を行う場合の設備設計法について学術的に体系化について資料を整理した。2023年度は開発が遅れていたベクトル放射計について、ベクトル放射計の形状、放射熱量を計測するためのサーモパイルや放射センサーの配置・向きについて、実験とコンピュータシミュレーションにより検討した。これまでのコンピュータシミュレーション(熱流体解析)に関する既往研究では、複雑な形状であるアネモスタット型などの空調吹出口についてBOX法やP.V.法などの仮想ボックスによるモデル化法が開発されている。本研究ではこれらのモデル化手法を参考に、放熱器周りに適切な大きさの仮想境界面の設定法について検討した。仮想境界面の設定法については現在も課題が多く、放熱器周りにボックスを設置する場合と放熱器近傍に仮想境界面を設置する方法など数値シミュレーションを行っている。
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